2024/01/23 白日(はくじつ)

暗い洞窟から出るとあまりの眩しさに目を閉じてしまいそうになった。その光の中に人影のようなものが見える。
「ここは、どこだ?」
声をかけた相手は答えない。

目がまだ光に慣れない。真夜中に出てくればよかった……と思いながらも、目が慣れるのを待つと、その人影がはっきりとしてきた。

その人物の肩で烏がかぁと鳴き、顔を突いていた。
そこは畑だった。

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