親戚付き合いは元々ない方だった。 最後に親戚に会ったのは 祖母の葬式だっただろうか。 葬儀の合間に親戚でお弁当を食べたが その時も個数が足りないと揉めた。 本当に情けない。大人が誰ひとりいないのだ。 今でも思い出すと嫌悪感で おかしくなりそうになる。 頭のおかしい連中の集まりだ。 「お母さんを支えてあげてね。」 「子供に先立たれた親の悲しさは計り知れない。」 「お兄ちゃんの分まで生きてね。」 無責任な言葉ばかりを口にする。 何が親だ。 兄を追い詰めた親をなぜ私が支えな
病院につくと 泣き崩れた母と 下を向く父がいた。 母は会ってきなさいと、 父はショックを受けるから見なくていいと。 私は母と共に兄の元に行った。 冷たく、もともと白い肌はより白く 本当に寝ているようだった。 母と共に洗髪、死後の処置を行った。 待合室にいると警察が来て 私たちのメールを全部確認され 写真を撮られた。 どうやら事件性がないか 殺人を疑われているらしい。 そこからは兄の友人、親戚、葬儀社 全てに連絡した。 葬儀社が来たのは 深夜3時を過ぎていただろ
何から書き始めて良いのか 私の出生についてまず触れるべきなのか それともわたしの家族についてか よくわからないが 思いつくまま気が向いたまま 書き残して行こうと思う。 忘れもしないあの夏の日。 わたしは野球場でビール売りのバイトをしていた。太腿が露わになるような短いパンツにサンバイザー。いかに効率良く売り上げを伸ばすかそればかり考えていた。 緩やかな階段は心の中の澱みを紛らしてくれるちょうど良い運動だった。 この日、母は友人たちと食事をしに行く予定だったが友人が来れなくなり
初心者です。 いわゆる毒親に育てられ、兄は自殺。その後は、SM界隈で過ごし、パートナーからモラハラされていました。 心の安定、そして自分を知るために言葉にしたくはじめました。 よろしくお願いします。 #自殺#自死遺族#SM#モラハラ