【雑談】「岩波文庫1冊読めば教養人」といわれる時代
唯一の暖房器具である電気あんかが壊れた土岐ながれです。よろしくどうぞ。
まあ一応エアコンはあるんですが電気代かかるので使いたくない……。
さてさて、今日の話題は岩波文庫です。
岩波文庫を1冊でも読んでいると今は「教養人」だというお話。
岩波文庫というのは1927年に創刊したレーベルで、名著・古典を手軽に買えるように、という願いから作られたそうです。
夏目漱石の『吾輩は猫である』のようなだれもが知る名作はもちろん、マルクスとエンゲルスの『共産党宣言』のような歴史的な書物もあり、文学・哲学・社会科学・自然科学などさまざまな名著が出版されています。
「岩波文庫=教養」といっても過言ではない。今から何十年も前の学生にとっては、それぐらいの存在だったんですね。
岩波文庫は「難しい」「読みにくい」という印象も強いですが、大学生にもなれば岩波文庫ぐらいは読むのが当然と言われていました。
それが「1冊でも読んでいれば教養人」なのですから、時代は変わったものです。
まあ、昔の人だって岩波文庫の難しい本を理解してたかというと、そうでもなかったんでしょう。
ただ「知的なミエ」を張るとか、精いっぱい背伸びをして難しい本を読む、みたいなことを今はしなくなったのが違いかなっていう気がします。
それも寂しい話ですね。
「岩波文庫何冊読んだ」とマウントとるのはバカみたいですけど、背伸びして難しい本に挑戦してみなければ成長もないわけですから。
「教養」というものを軽視するような風潮には全力で逆らっていきたいと思ったりもします。
いずれ「岩波文庫のおすすめ本を全力であげていく」みたいなこともやりたいなー。
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