40代から変わる人生「記憶の道具」48
金森慧さん 学生アカデミー賞 銀賞 受賞
先週、なにげにテレビを見ていたら、金森彗(22)という人が「学生アカデミー賞」のアニメーション部門で銀賞受賞というニュースが飛び込んできました。
この賞、アメリカ映画界のアカデミー賞を主催する団体が選ぶ賞だということで、“学生版のオスカー” として知られているそうです。知りませんでした。
受賞作品の「Origami」は金森さんがデジタルハリウッド大学の卒業制作として作った短編のCGアニメーション。観てビックリです。下のURLをクリックするとYouTubeで見ることができるので、まだ観ていない人は3分ほどの短い作品なので、ぜひご覧ください。すごいクオリティです。
https://www.youtube.com/watch?v=X0hyTmlsBUI
この賞を受賞する日本人は金森さんが初めてだそうです。すごいです。世界で活躍する日本の若者たち。スポーツ界では大谷翔平をはじめ多くの人の活躍が報道されていますが、きっと芸術や学問の分野でもたくさんいるはずだと思っています。「最近の若い者は、×××」という批判的論調に私は組みしません。そういう批判をする人たちの想像を遥かに超える才能を開花させ、彼(女)らは世界で活躍しているはずです。それを知らずしての批判は浅はかです。
このテレビのニュースでは、金森慧さんの会見風景が流れました。「これまで自分が頑張って積み重ねてきたものが形になったようで感謝の気持ちでいっぱいです。ただ、ここまできて銀賞というのは悔しさしかなくて。受賞は自信にはなりましたが『調子に乗るなよ』と言われているような感覚になりました」と振り返ったところは、将来性を感じさせます。
そのうえで「自分の受賞で日本の学生たちの間で世界に発信しようという流れができたらいいと思うし、金賞をねらってほしいです。今後はこれまでに表現できなかったことを映像にしたいですし、日本の『和』とCGを組み合わせるような表現をしていきたいです」と抱負を述べていました。
受賞作品は来年のアカデミー賞の選考の対象になるということです。この人の名前、忘れないようにiPhoneアプリ「キオクの達人」に入れておきました。