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40代から変わる人生「記憶の道具」54

最高の教師は、生徒の心に火を付ける

 先週末、東京理科大で「数学を可視化する」という科学コミュニケーションセミナーに参加してきました。数学者の秋山仁先生や、NHKの「笑わない数学」のプロデューサー、井手真也さんなどが登壇され、とても愉快な話をいろいろ伺いました。

 その中で、秋山先生がポロっと「『良い教師は、説明する』、えっと何だっけ…『最高の教師は生徒の心に火を付ける』っていうでしょ」と誰かの言葉を引用されました。
 気になったので検索してみると、アメリカの教育者、ウィリアム・アーサー・ウォード(William Arthur Ward, 1921-1994)という人の言葉なんですね。知りませんでした。
 興味を持ったのでもう少し調べてみると、この人、名言がたくさんあります。 まず、秋山先生が思い出そうとしていたのはこれです。
  平凡な教師は、言って聞かせる。
  良い教師は、説明する。
  優秀な教師は、やってみせる。
  しかし、最高の教師は、生徒の心に火を付ける。

原文は、“The mediocre teacher tells. The good teacher explains. The superior teacher demonstrates. The great teacher inspires”.
 
 いいですよね。これ。
 他にも気になるのが、いろいろあります。
  成功者とは成功しようと決心し、努力した人である。
  失敗者とは成功しようと決心し、願った人である。
  明らかな敗北者は決心ができず、待った人である。

  Before you speak, Listen. 話す前に聴こう!
  Before you invest, investigate. 投資する前に調査しよう! 
  Before you criticize, wait.  批判する前にひと呼吸!
  Before you pray, forgive.  祈る前に許そう!
  Before you quit, try.  やめる前に、やってみよう!

 みんな心に残る言葉の数々です。しかし、現実には残らないのですよね。残念ながら。一週間もすればすっかり忘れてしまいます。
 ということで、いつものようにiPhoneアプリ「キオクの達人」に入れて、毎週10秒でもいいので、コンビニのレジ待ちの時間などに思い起こすことにしました。「話す前に聴こう!」などを繰り返し見ていれば、少しは人の話を傾く姿勢が身につくと思うのですよ。


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