シェア
ときの介
2024年3月15日 14:32
クラスターゴースト村先ときの介 白南風が家の中を吹き抜ける。 俺は自宅兼ゲストハウスである家の、開けられる窓とドアの全てを開け放って、夏の涼を確保していた。 それだけで三十度近い暑さがどうにかなるはずもなく、俺の毛穴という毛穴から水分も塩分も吹き出し、シャツはべったりと肌にへばりついた。 とはいえ光熱費の節約を考えれば、一人ならまだ耐えられる。 今日は今のところ新規宿泊客のチェック