ザ・ステイヤー
過去は美化される。
僕のいけないところでもある。
さて、
以前ミホノブルボンについて
少し書いたことがあるけど、
久しぶりに競馬の話題。
『みどりのマキバオー』という漫画が
僕の小学校高学年~中学生の時にあって、
個人的に印象が強いのが
カスケード不在の中
最後の1冠を獲りにいく
アマゴワクチンの勇姿である。
(マキバオーは4着に終わる。
主役が結構勝てないのが
この漫画の醍醐味でもある)
アマゴワクチンは
形がシャドーロールを付けているから
ナリタブライアンを想起させるが、
実はライスシャワーの要素が
かなり入っているのではないかと。
(アマゴワクチンは
一瞬のキレ味で勝負する馬ではなく、
長くいい脚を使うタイプの不屈の闘将。
親しみやすさは、小柄でも活躍する
スラムダンクの宮城リョータに近い)
ライスシャワーは、
前述のミホノブルボンのクラシック3冠
を阻止、
メジロマックイーンの天皇賞(春)3連覇
を阻止したため、
”刺客”とも呼ばれた。
ライスシャワーは京都競馬場に滅法強い
生粋のステイヤー(長距離を得意とする馬)
だった。
しかし、最後はその京都で故障し
安楽死ともなった記憶に残る名馬である。
その勇姿を小学4~5年の時、
LIVEで見たような見ていないような。
ライスシャワーは馬体が440kg前後で
牡馬としては小柄である。
戦績は25戦6勝と派手ではないが、
3000m以上のレースでは一度も負けていない。
瞬発型というより
長くいい脚を使う持続型である。
非常に利口な馬だが、
体調や気分に左右されることが
多かったような。
人生もまたロング・ランだ。
道中もラスト直線も
これからの日々も
どうなるかはわからない。
しかし
そうだから、
人はまた
生きていけるのかもしれない。
以上
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