GAME
先月の後半に、
自宅の隣の隣あたりに在る
姉夫婦のお宅にお邪魔した。
外観は認識していたのだが、
中に入ったことはなく、
甥と姪が
「来て来て!」
と言ってくれるので、
割って入った感じである。
神経質な姉のことだけあって、
家の中はとても綺麗であった。
甥っ子の提案もあって
『人生ゲーム』
をやることになった。
参加者は、
姉、甥、姪、僕、母
の5人である。
小学生の頃に
よくアツシ君の家でやったなー、
と思い出して。
大人になっても
攻め気の程度は
あまり変わっていないようで、
大きな買い物はしないようだ。
キーワードとして、
職業
自動車
結婚
マイホーム
保険
といろいろあるけれど、
時代を超えて
このゲームが存立していることは
やはり素晴らしいと思った。
ひと昔前の、
高給の仕事に就いて
結婚して
マイホームを買って
子供ありの4人家族で、、
という感じの
わかりやすい価値基準は
現在なくなりつつあるが、
それもやがて
一つの郷愁感をまとって
次世代へと移行していくのだろう。
姪っ子の
サイコロの目の出がわるく、
不機嫌さが増してしまい、
途中でおやつタイムへ。
30分の中断があると、
大人たちはもはや
ゲームにログインする気力を
失ってしまい、
子供たちの方も
TVのポケモンのアニメに
注意が行きかけたので、
「じゃあ、またね」
と言って
早めに
帰ってきてしまった。
姉との距離感、
と言うと何だが、
子供の頃から
姉との噛み合わせは
あまりよろしくない。
他の人と
きょうだいの話題になると、
よく
「お姉ちゃん、いるでしょ?」
と言われることがあるけど、
僕が頼りなく見えるのは、
姉がいたからではなく
母に甘えて育ったからであろう。
そんな姉の子供たち、
甥である兄
姪である妹
の2人は仲がよいので、
うらやましい限りである。
話を少しまとめます。
『人生ゲーム』
が流行るのは、
相変わらず
人々が求めている何かがある
からに他ならない。
「人生」というのは
素晴らしいものだと思うが、
今日という名の
この1日は、
比較的長めの
"GAME" の1ページに
過ぎないのかもしれない。
そのように思うことは、
案外
狭苦しい日常から
解放される軽やかさを、
有しているように
感じられないだろうか。
以上
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