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年中行事


僕が通っていた中学、高校は
仏教の精神を教えとしており、
一風変わった行事も散見された。

たしか毎年2月には、
全校生徒が講堂に集まって
映画をみるとかいう行事があった。

中学1年の時、
「おじいさんと孫」みたいな
中国由来の仏教映画があって、
結構シュールで面白かったなあと。

でもやっぱり、
高校2年の最後に観た
『ウォーターボーイズ』
の人気があって、
ヒロインの平山あやに、
みんな1週間くらいは
心を奪われていたような。

そう言えば、
平山あやは速水もこみちと
結婚しましたね。
もこみちならまあ仕方ない、
というのが僕ら世代の感想。

春には、
近所のお寺に行って
つまらない説法を聞かされて、
1時間半くらいずっと
正座を続けていたもんだから、
終わった後にはしばらく
動けなくなることがあって。
そんなドMな精神を引きずっていたのは、
果たして僕だけであっただろうか。

しかし、
一番おもしろかった行事は
いつに開催だったか忘れたけれど、
年に一回の生徒総会。
(これは仏教は関係ない)

構図としては、
全体の1割に当たるであろう
まじめくさった生徒が、
反省のような
抱負のような
ことを講堂に会した
全校生徒に向けて発表し、
それに対し
全体の2割くらいの
やんちゃ風な生徒たちが
”喧嘩を売る” とかいう
そんな感じだった。

あくまで主役は生徒たちなので、
先生たちは手出しができずに
見守るしかない。
乱闘のようになったらまずいから、
一応その場に佇んではいたけれど。

全体の7割に当たる
僕ら、ふつーの生徒たちは、
ただの傍観者ではあるものの、
内心で
「やっちゃれ、やれやれ!」
という具合に騒いでいたな。

あの生徒総会は、
本当におもしろかった。
少しオーバーな表現にはなるが、
”生きている” 実感があった。


なんか、
いつにも増して
あっと言う間に
さらさらと書いてしまった。

明け方から、
へんな物の怪でも
降臨したのだろうか。



今朝のこのあたり
一帯の気温は、
13℃でございます。







以上

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