よるの空
子供の頃、
千葉に住んでいた
母方の祖父母に連れられて
夜空の花火をよく見にいった。
初めて見た時はひどく感動したが、
小学生の半ばくらいから
どちらかというと
花火大会には付き物である
屋台の雰囲気の方が好きで、
やれイカ焼きが食べたいだの
やれべっこう飴が欲しいだの
と言っていた。
けれどもそのうちに、
花火大会には
たくさんの観客が伴うことがわかり、
(人が多いのは苦手だった)
小学生の高学年には次第に
元気を失っていったように思われる。
大学生の頃にも
花火大会は何度か行った気がするが、
夏の夜で印象的だったのは
神宮外苑の野球場である。
夏休みのある期間は
空に打ち上げ花火が上がる。
個人的には、
野球の試合そのものよりも
明治神宮球場や東京ドームの
建物の雰囲気が好きで、
試合の見所ではないと感じた瞬間に
場内をウロウロ見学しに行ったり
フライドポテトを買いに行ったりしていた。
(当然起こってしまうのが、
そういう時に限って
とある選手のカキーン!
という快音とともに湧き上がる歓声である)
僕はずっと横浜市に住んでいるけれど、
関内にある横浜スタジアムよりも
なぜか神宮球場に惹かれるところがある。
(関内駅前の公園付近はよく徘徊しているが、
浜スタの場内は1回しか行ったことがない。
ちなみにヤクルトスワローズのファンではない)
横浜も所詮は
ローカルエリアに過ぎないのだから、
東京への憧憬は
いまだにどこかにあるのかもしれない。
・・・
ああ、花火の話だったね。
そうだな、、、
理科室のガスバーナーの点火とか
キャンプの火おこしとかは
好きだったけれど、
ロケット花火の扱いといったものは
いまだに苦手かもしれません。
以上
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