EU規制当局、ステーブルコイン基準が年末までに官報に掲載されると予測
欧州連合(EU)のMiCA(Markets in Crypto Assets:暗号資産市場法)に基づく厳密な基準は、年末までにEU官報に掲載される可能性が高い。
この規則は、ステーブルコイン発行者の承認、ストレステスト、取引数と取引額の推定方法に関する基準を含む。
テザー(Tether)やサークル(Circle)のようなステーブルコイン発行者がEUでどのように運営できるかを示す基準が、年末にかけて正式になる可能性が高いと、欧州銀行監督機構(EBA)の広報担当者がCoinDeskに語った。
これらの基準は、欧州証券市場監督機構(ESMA)と共同で開発を任されたEBAが、EUの行政府である欧州委員会に提出した15の厳密な基準に含まれている。
MiCAとして知られる、単一のライセンスで27カ国の取引圏の顧客にサービスを提供することを暗号資産(仮想通貨)企業に許可する規則は、昨年法律として可決された。ステーブルコイン規則は6月に発効し、MiCAの残りの部分は12月までに施行される予定。
欧州委員会はこれらの基準を検討中で、文章をそのまま採用するか、変更を求めるかを決定する必要がある。同基準には、承認、ストレステスト、取引数と取引額の推定方法などの課題が含まれている。
欧州委員会が承認した後、規則は欧州議会と欧州理事会で精査される必要がある。その後、EU官報に掲載される前に、翻訳と正式な採択を経なければならない。EU官報は、EU圏の公式な法律や情報が掲載される場所だ。
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