慣らし保育は一日、いや、1か月にしてならず (育児メモ AdventCalendar 2020 21日目)
SIDS防止のための慣らし保育、3か月 and more...
子どもの最初の保育園は、認可外園に決まった。慣らし保育の期間は、だいたい1週間~1か月前後、と聞いていた。それがまさか、3か月も慣らし保育することになろうとは…。
そもそも、慣らし保育は何のためにするのか。「保育園環境に慣れるため」だと漠然と思っていた。が、数々の保育園見学に行脚し、保育園や慣らし保育について調べていくと「乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐため」が最も重要な目的であろうことが分かってくる。
詳しくは最新の研究報告やニュースなどを調べてみてほしいが、この記事にあるように、保育園入園後1週間以内、1か月以内のSIDS発生率が非常に高い。それだけ、環境の変化によるストレスがかかるということらしい。
なるほど。SIDSのリスクは少しでも下げておきたい。「仕事の都合で、慣らし保育をなるべく早く切り上げたい」「うちは、多少不安定な時期が増えても構いませんよ~」などとは、口が裂けても言えないな。というわけで仕事の都合をつけて、無理をしないプランで、初めは1時間の預けから慣らし保育スタート。
ところで、実は保育園入園に備えて、自治体の一時保育に10回ほど子どもを預けていた。最後の方では、子どももお迎え時に泣かないようになり、またミルクも十分な量飲めるようになっていた。そのため「ぶっちゃけ1週間かそこらで終わるのでは」などと余裕ぶっこいてたら、最終的に3か月も経ってしまった。
慣らし保育が長引いた原因は「保育士さんからミルクを飲まない」これだけである。冒頭のツイートにあるとおり、それ以外の様子を聞く限りでは、すっかり保育園に慣れたように見える。でも、飲まない。意地でも飲まない。ミルクを飲まないので、念のため、ということで16時お迎えから先に進めず。園と同じ粉ミルクブランドに変えても、家では飲む。園では飲まず。
あまりにもミルクを飲まない日々が続くので、試しに許可を得て保育室内で私がミルクをあげたら、ふつーにごくごく飲んだ。保育士さんに替わった瞬間、拒否。マジか…これはもうどうしようもない、慣れるまで待つかと待ち続けて、慣らし保育開始後2か月が経過。冬休みを挟んで最初の登園日に、あっさり飲んだらしい。マジか…
ちなみにこの保育園が2歳児クラスまでしかなかったこともあり、その後5歳児クラスまである認可園に申込。受かったと同時に、慣らし保育シーズン2も確定。だって、環境変わるからね。さらに、そのシーズン2開始直後にコロナの影響で登園自粛になったため、慣らし保育中断。登園再開後改めて慣らし保育1か月。計3度の慣らし保育とあいなったのであった。
2度目の時には卒乳していたのでミルク問題は起きなかった。それでも、1か月かけて慣らし保育やりなおし。しっかり時間をかけたからか、以降子どもに大きな問題は起きず、毎日楽しそうに登園している。いずれの園でも、根気よく子どもに付き合ってくれた保育士さんたちに感謝。そして、出社と在宅勤務、不規則な勤務時間に理解をしてくれて、協力してくれた会社の同僚たちには、本当に頭が上がらない。