お迎え、ご飯作り、フルタイム勤務、全部やる (育児メモ AdventCalendar 2020 25日目)

まず、「やりたい!」から考える。前例は作る。

「(男が)本当に育休とれるか、正直疑わしい」相方にはそう言われていた。「会社を早く出て保育園お迎え、できるの?緊急の会議とかがあったらどうすんの?急に言われても私早く上がれないよ?」言わんとするところは、まあ分かる。

蓋を開けてみれば、育休は6か月、お迎えは、慣らし保育中も含めてほぼ自分が担当している。「緊急の会議」的なものは2回ほどあったが、延長保育にさせてもらって自分がお迎えに行っている。もちろん、お迎え担当なのだから、保育園からの第一緊急連絡先は自分宛て。

現在、正確には1か月ほど前のだが、タイムスケジュールは以下の通り:

- 07:15 起床、子どもの着替えとご飯準備
- 07:30 子どものご飯対応 → 大人のご飯準備
- 08:00 着替え、大人のご飯など
- 08:30 保育園の連絡帳(朝の食事内容や体温など)記入
- 08:40 相方と子どもを送り出し → 洗い物など
- 08:55 出勤
- 10:00-17:00 出社して仕事
- 17:00-18:30 保育園お迎え~帰宅
- 18:30 子どもの食事準備
- 18:55 大人の食事準備 (子どもに食べさせるのは相方がメイン)
- 19:25 大人の晩ご飯
- 20:05 子どもをお風呂に入れる
- 20:30-22:30 在宅勤務
- 22:30 洗い物を食洗機に、ゴミ出し、保育園の連絡帳(晩ご飯、家での様子など)記入など

夜の在宅勤務を追加することで、フルタイム勤務扱いにしてもらっている。なんとか、自分がやりたいと思っていた「保育園お迎えに行く」「毎日遅くない時間に子どもの晩ご飯を作る」「フルタイム勤務する」全てが叶っている。なお、今月以降は事情により、保育園預けも自分が担当している。

これが実現できたのは、会社の理解によるところがとても大きいが、自分が育休後の復帰相談時に、プレゼン資料と具体案を作って交渉したことでより実現しやすくなったと思っている:

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「まさか復帰の相談にパワポ作ってくるとは思わなかった」と言われたが、懸念していること含め意図は伝わったし、共感してもらえたのでやってよかった。自分で今置かれている状況や考えを整理出来たのもよかった。

「やりたいことはなにか」「制約はなにか」「どのような手段がとれるか」丁寧に整理して、複数の案を考えて、落ち着いて交渉する。とりわけ、「制約」部分は思い込みが入らないよう細心の注意を払うことで、実現可能な道が見えてくることがよくある。

こと育児においては、根拠なく「男には無理」と思われている物事が多い。男性育児の前例もまだまだ少ないのかもしれない。でも、直接母乳を出す以外のことは、特に性別に依存しているものはない。現場で向き合えば向き合うほど、ただ一人の「親」としてどうしたいかを考え、とりうる全ての可能性から選択していく。それだけになるのだ。

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