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ひたすらオジサンを愛でる、マンガ【異世界おじさん】
マンガで【異世界おじさん】を読んだ。
ストーリー、ヒロイン、ギャグの切れとか言いたい事は色々あるが、僕が一番伝えたいことは、おじさんが愛おしすぎることだ。
今回はおじさんの愛すべき点を3つ書こうと思う。
1.現代人も見習うべき、鋼のメンタル。
現代でキモオタ扱いされ、異世界ではモンスター扱いを受ける。
一体、前世でどれだけ罪を重ねれば、こんな人生を歩めるのか。さらに帰ってきた現代でも、親族からいらない子扱いを受けるという、地獄の三重苦。
現代で、実の姉に会いたくないと言われ、甥っ子にも見捨てられそうになったり、異世界でも、行く先々で地域の住民から迫害を受けて、吊るされて火炙りを受けるまでがワンセット。
それでも、どんな扱いを受けようと、おじさんはゴーイングマイウェイ。
風貌は、ロン毛眼鏡のヒョロ型と、昔ながらのアキバ系。
つらい記憶は、魔法で消しちゃえば無問題。
そんなおじさんが回を追うごとに、愛しくて愛しくてたまらない。
おじさんが、現代のレストランで普通にメニューを頼んで、普通に美味しそうに食べて、普通に笑顔を浮かべるだけで、キュンとしてしまった。
2.なんのスキルもなく、異世界無双を成し遂げたゲーマー思考。
異世界転生ものでは、転生時に、固有のスキルを受け取る事が多い。そのスキルを元に、異世界で無双してハーレムを築いていくまでが王道テンプレ。
だが、おじさんには固有スキルなんてものは持っていない。
あるのはゲームの攻略で培った思考。
そう、おじさんは持前のゲーマー思考で、異世界のモンスターを攻略して無双してゆく。
あ、おじさんの固有スキルあったわ。
なんか翻訳こんにゃくみたいなやつだったっけ?
3.あふれんばかりのセガへの愛。
「セガハードを選んだ人間がそういった人生を歩めると思うなよ。」
この台詞を読んだ時、去来するセガにどっぷりはまった僕の青春時代。
周りの人間はだいたい、プレステに夢中。
皆が買い漁る。
鉄拳、アークザラッド、ドラクエ7、FF7、マリオ64、グランツーリスモ、テイルズシリーズ、ポポロクロイス物語、
やりたかった。やりたかったよ。
プレステ持ってる人が羨ましかったよ。
中学生の時、お年玉をつぎ込んで買ったセガサターン。
その直後に発表された、FFシリーズのプレステ移籍。
ドラクエのプレステ移籍。
徐々に離されていく、ハード売上。
大勢は決したといわんばかりに、
続々とプレステへ移籍してゆくスーファミ時代の人気シリーズ。
ハンカチ噛みしめながら、プレステを買っていく人達を見ていた。
僕だけが、セガサターンに夢中。
一時、なんでオレはサターンを買っちまったんだ、と後悔した時もあった。
でも、
ヴァンパイアハンター、KOF95、EVE、LUNAシリーズ、バーチャ2、パンツァードラグーン、グランディア、ナイツ、ガーディアンヒーローズ、シルエットミラージュ、サクラ大戦、野々村病院の人々、レイディアントシルバーガン。
やればやるほど、サターンの魅力、ひいては、セガという会社の魅力に憑りつかれていく。
おじさんは【セガサターンマガジン】愛読者。
僕は【サターンファン】の愛読者だった。
【サターンファン】が【ドリキャスファン】になるまでずっと買い続けていた。
毎号毎号、隅から隅まで読み尽くしていた。
もう負け戦なのはわかっている。
ここからどうあがいても、サターンがプレステに勝つ未来はない。
それでも、それでも!
まぁ結局プレステも買ったけどね!!
・・・FF7やりたかったし。
それでも僕の中で、セガサターンはマイベストハードです。
忘れていたよ。
もうほとんど、ゲームやらなくなっちゃったけど、
それでもあの時、セガサターンを買った自分を誇りに思ってる。
ありがとう、おじさん。思い出させてくれて。
このマンガを読んでよかった!
こんばんは。
最後まで読んでくれてありがとう。
あなたの幸福指数が0.1でも上がりますように。