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JTBオーストラリアでの海外オンライン就業体験を実施しました。

 コミュニケーション学部中村忠司ゼミ(観光学)では、コロナ禍が拡大する中、自宅からできる「JTBオーストラリア・オンライン就業体験 (主催:JTBガイアレック)」にゼミ生5人が参加しました。実施期間は8月16日から20日までの5日間です。JTBオーストラリアは、シドニー、ケアンズ、ゴールドコースト、メルボルンに拠点を持ち、108名の社員(2021年1月現在)でオーストラリアへのインバウンド業務とオーストラリアからのアウトバウンド業務、現地での物販販売などを行っています。今回は本社のあるシドニーオフィスのスタッフとオンラインで結んで、様々なプログラムを行いました。

冒頭


 オーストラリアは日本との時差はあまり感じられませんが、季節は南半球なので逆になり、8月は冬の終わりにあたります。国土は広く日本の20倍もの面積がありますが、人口は約2500万人で日本の5分の1ほどです。6つの州と特別地域で構成され、東から西に向かって3つの時間帯があります。東京オリンピック・パラリンピックでは競泳陣がメダルを量産し、スポーツ大国のイメージもあります。固有動物ではコアラとカンガルーがいて、観光客にも人気です。初日はJTBオーストラリアの業務についてのレクチャーやオーストラリア政府観光局からの観光情報提供がありました。2日目はケアンズからヒルトンホテルのスタッフがホテルの紹介をしたり、ケアンズの観光局からの情報提供がありました。

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 後半は、これまでの情報を元に宿題として課されたケアンズとシドニーの旅行日程表の作成です。旅行のプロが指導してくれるので、何がアピールポイントなのかをよく考え、発表できたようです。また、日本とオーストラリアの労働環境の違いについての説明では、SDGsや多様性、働き方について学びました。最終日は、人事担当者による英語面接レクチャーと海外面接での心得、研修の振り返りがありました。

コアラ3

 参加した学生の感想では、「異文化理解が深まりました。オーストラリア人がどのように日本を思っているのか、彼らの視点で知ることができました。一番異文化を感じたことはSGDsです。LGBTQ+を認め合っていていることを知りました」、「ケアンズとシドニーの旅行日程表作成がとても印象に残りました。日程表作成するために自分でも沢山のことを調べ考えるため大変でしたが、一番楽しくてオーストラリアに行きたくなりました」、「旅行会社やホテル、観光局で働く日本人の方々がなぜオーストラリアで働くことになったのかを知ることができました。ワーキングホリデーでオーストラリアなどの国で働くことを選択肢に入れられるようになりました」などが挙げられました。
 みんな、研修に参加してとてもオーストラリアに行きたくなったようです。来年には実際に行けるようになることを願っています。

(中村忠司)

コアラ4

※本記事で紹介したコアラの画像は全て、ビートたけしの「奇跡体験!アンビリバボー」(フジテレビ)などでも写真が紹介されているオーストラリア人写真家Steven Flanagan氏の著作です。氏は本学特任講師Bruce Flanagan先生の弟であり、先生を通じてご提供いただきました。


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