トリセツについて、ごめんなさい
※知人のみなさんから「おもしろい」と言われたので、若干改変してnoteにも晒す。このお歌が好きだったり、おそらくは思い出のある人、すみません。いや、このように考える自分がダメだなという話です。
さきほど、とても不快なできごとがあった。久しぶりに外食をしていたときのことだ。
いや、飯がマズいとか、店員さんがどうとか、そういうことじゃなくて、店内に流れていた音楽なんですよ。ぼくのほんとうに嫌いな曲が流れてきたんだ。音楽については、あんまり好きも嫌いもないんだけど、まあなんとなく、心地よい音楽が好きだな~程度なのだが、この曲だけは耳に入るたびに不愉快になっていて、さらに今日はけっこう雑音もすくなくじっくり聞いてしまったので、ますます嫌な思いをした。
その曲というのが、わたしのとりせつだかなんだかという曲で、どうも結婚ソングなのかな? よくはわからないのだが。
なんか、曲調や声は明るくかわいげでたいへんよいのだが、歌詞がもう、なんだこれ。どれだけ傲慢傲岸で欲深いのだ。どこまで相手にタカろうとしているのだ。
こんなやつと結婚してみろ、遺産相続なんかで大戦争になるぞ。
結婚したことないからしらんけど。
つかこれ、私の取説って言っているけど違うだろ。
「私の見積書」もしくは「私の請求書」ですよね?
と、激しく思ったところで……。
…………。
あーーーーーーーーー!!!!
俺は! 俺はなんて心がせまいんだぁああああ!
なんて俺は! 包容力みたいの(そもそも包容力とやらがなんだかわかってない)がないんだぁああああ~~~!
と猛烈に反省し、さらに、そういえば若い頃、部屋とYシャツと私という歌の歌詞で、歳食って旅に出たくなったら二人で世界旅行に行こう、みたいな歌詞があって、それを聞いたときに、「いやあの、歳食って旅に出たくなっているということは、だいたいにおいて一人になりたいって思ってると思うんですよね。むしろアンタから。なのでアンタがついてったら台無しじゃないですかね」って思ったことも思い出し、あああ、なんて、なんて俺の心はなんて醜いんだ汚いんだ卑しいんだ! と、時間を遡って反省し始めた。
…………隠さねばならぬ。
この、卑しく汚いこころを、世間からひた隠しに隠し、なんとか生き延びていかねばならぬ。けっして悟られてはならぬのだ。
などと一通り悶絶して楽しんだあとは自転車にまたがり、いやはや、真冬とはいえ小春日和ということで、こういう昼下がりもまたいいですねえ、とゆっくり西早稲田はコズミックなんとかの並木道を家路へと。
またアイスを食ってしまった。
※「そういえば関白宣言という歌もあったよな」なんて話もしていました。