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もうすぐきみが死ぬということ 2

昨晩、一つ前の投稿を書いて布団に入ったらそのあと、記憶が球になって流れて後悔がどっと押し寄せてきた。
そのまま早朝5時まで眠れず、泣きながら布団を被った。

彼が入院して、知り合いが看病していると聞いたので急いで会いにいった。今まで遠慮して行けなかったけれど、もしかしたら会ってくれるかもしれないと思った。
広い病室に入ってすぐに、奥のベットにいる彼を見つけた。
ちょうど寝返りをするところで、目が合った。
近づいて自然に手を握りあった。
手を握ったまま顔をベットに埋めて泣くので、抱きしめた。
子供のように思えた。頭を撫でた時に髪の毛が抜けるかもと少し心配になった。
彼はずっと泣いていた。私を待っていてくれた。


右手に彼の手の感覚を感じながら起きた。
夢ではあるけど久しぶりに会えた喜びと一緒に大きな不安が。

この手の感触は何だろう。

ずっと我慢しているけど、電話をしてみようか。
鳴らないかもしれない、、、鳴っても出ないかもしれない、、、



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