対話型組織開発への関心の高まり
「対話型組織開発」著者 ジャルヴァース・ブッシュ氏が再来日する。
今回は、「対話型組織開発」の中村和彦氏の訳者まえがきから、特に私が共感できる部分を紹介したい。
診断型組織開発は、アセスメントやインタビューの結果を整理し、
フィードバックする取り組み。
最近よく従業員サーベイなど見かけますが、あれもその一環といえそうですね。
対話型組織開発については、立教大学中原研究室のブログの以下2つの説明がわかりやすいと感じました。
対話型組織開発とは
人々の語り方や会話のパターンを「変革すること」を通して、
組織をも「変革すること」ができるものだという考え方に基づいている
そして、前書きの中で東洋思想と西洋思想についてもふれられています。
まさに!
組織を直線的に、機械的にとらえ、問題が起きたら「使えない」社員を「切り捨てる」「交換する」のではなく。
組織を円環として、システムとしてとらえ、問題が起きたらその事象の根本原因を対話によって探る。
(※システム:相互作用する複合体のことを指します。国、会社、部門、個人も1つのシステムであるといえる。)
私は、問題解決の方法も対話型にシフトするほうがいいのになと日々感じています。
組織や問題を 円環、システムとしてとらえるほうが好きです。
そのほうが、その場にいる社員一人一人が楽しく、生き生きと、自分の能力を発揮し、活動できる。それは組織の生産性に直結すると思うからです。
私は東洋思想も好きですが、東洋思想と組織開発、共通点が多いと感じます。
ちなみに、「切り捨てる」というテーマに切り込んでいるのが劇場版モノノ怪 唐傘 でした。
また、対話型組織開発に最も重要なのはマインドセットだ。といいます。
以上、訳者まえがきの中で、私が気に入っている部分のご紹介でした。
私はマーケティングを生業にしていますが、マーケティングにおいても、組織開発要素は必須だと思います。