「生姜カレーだれ」から考える事業づくり
我が家の調理は私、ワカメダに一任して頂いております。パートナーからは連日notionで希望のメニューが流れてくる運用で、今年の夏は非常に暑く、スタミナのつくおかずのニーズが高まっております。
そんな中、この夏殿堂入りしたメニューが、料理家・管理栄養士である長谷川あかり先生の考案した「食べる生姜カレーだれ」です。まずはこちらのポストを見ていきましょう。
このタレ、まず、何がすごいかと言うと、どんな料理と合わせても美味しい点です。このポストにあるように、サラダカレーや冷奴、豚しゃぶなどなど。美味しいものと美味しいものを組み合わせると相乗して美味しくなることをまさに体現しています。調理工程も簡単で日持ちもする優れものです。まさに秘伝のタレと言えるでしょう。
仕事でどれだけ嫌なことがあっても、「まぁ俺んちの冷蔵庫にはカレーだれがあるしな」と精神安定を保つことができます。
さて、今日はそこから着想を得たnoteです。事業づくりの場においても、秘伝のタレの存在は必用不可欠だなと。
思うに、秘伝のタレとは、KKD(経験・勘・度胸)によるトライの結果出たマスターデータに、後からどんどんデータを継ぎ足していくことで生成されるものだと考えております。図にするとこんなイメージです。伝わりますでしょうか。
一応、社長ブログということで、ビジネスの場で置き換えてみます。
例えば日々の営業活動で使う販促資料。皆さんの手元にある販促資料のVer1.0は、おそらく、事業モデルを考えた社長やトップセールスの方の、経験と勘所をエイヤで反映したものが原型となっていることでしょう。その後、市場での反応を持ち寄り、Ver2,3…と更新していくことで、確かなセールスマテリアルが出来上がります。
昨今ではデータ分析機能付きのCRMが登場したり、顧客と効率よく接点を持てるAIマッチングツールが出てきたりと、継ぎ足すデータの取得機会や量・質を上げる手段が増えてきました。タレの秘伝化速度も向上していると推測しています。また、Xで私が「生姜カレーだれ」のレシピを見つけたように、誰かがビジネスにおける秘伝のタレを公開しているケースも見受けられます。
その結果として、一介の調理担当である私が、Xでポストを見て30分後に、黒閃級のタレを自宅で錬成できるようになった。…みたいなことが、事業開発の場においても、日常的に起きてもおかしくない状況になってきているんじゃないかなと。ナナミンもびっくりです。
そんなことを考えながら、真夏のキッチンに立つ金曜日の夜でした。
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会社に眠る秘伝のタレ(=営業勝ちパターン)にデータを継ぎ足し、WEB経由の売上に最速で変換する。という発想で、最近ワークショップを開発しました。ご興味ある方、サンプルの動画もありますので、下記より中身をぜひご確認ください。