脳卒中上肢麻痺の予後予測
こんばんわ。
約1週間後に控えております、オンラインセミナー【前庭脊髄路から紐解く〜姿勢・歩行】ですが、資料も概ね完成し、10名をこえる方々が受講予定となっています。
こちらの内容はBiNI Approachの中でも重要としている知識や介入方法となりますので、少しでも多くの方に知って頂けたらと思います。
本題に入っていきます。
ちょうど今僕が、重度麻痺を生じている方を担当して、リハビリを提供させて頂いている所ですので、上肢機能に関わることの連投ですが、温かく読んで頂けたらと思います。
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脳卒中上肢麻痺の予後予測
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●脳卒中上肢麻痺の回復は4週間までが最大
●脳卒中発症後1ヶ月後の時点で測定できるだけの握力がない場合は機能的予後が不良
●脳卒中発症後1ヶ月後の時点で手指の伸展機能が出現しない場合は、廃用手になる可能性が高い
●72時間以内に手指伸展・肩関節外転が生じると予後良好
などと様々な研究にて報告されています。
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予後不良に当てはまってしまった場合…
上肢機能の回復を諦めるのか?
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個人的には…「諦めません」。
というか、"諦めること"を"决めること"は…
僕たち(療法士)の仕事ではないですもんね。
ただ、僕たち療法士は機能回復だけでなく、日常生活動作や趣味、対象者の方の役割、対象者の周りの方が対象者に求めるコトなど…
様々なことを想定し、優先順位を対象者の方と共有しながら訓練内容を決めていく必要があり、その判断材料として上記の内容などを知っておく必要があるかと思います。
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僕自身今どうしているか?
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僕自身、先程お伝えしたように重度麻痺を生じた方に携わらせて頂いています。
その方はやはり麻痺手の機能回復(動くコト)を強く望まれていること、まだ発症されて一ヶ月弱であること考慮し、機能回復を目的とした介入を提供させて頂いています。
●電気刺激療法
●川平法(促通反復療法)
●BiNI Approach
●課題志向型訓練
などを複合的に組み合わせ、介入をさせて頂いています。
最近少しずつ随意性が向上してきている所で、肩関節屈曲・外転、手指屈曲など屈曲パターンが生じやすいですが、動きが出てきている所です。
重度麻痺の方に対する介入方法については、有用な介入方法が確立されていないため、頭を悩ませながら関わらせて頂いていますし、なるべく多く対象者さまの笑顔に会うことができたら…嬉しく思います。
また、皆様が臨床を行っている中で、良好な反応な得られたことなどありましたら是非アドバイス頂けたらと思います。
では、また。