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読書リハビリ:雑誌を買って電子化するぞ
古い雑誌
誰かのリツィートで目にしたのです。
たまたまブックオフで見つけて購入できた戦時中の雑誌の、この見出しが何年経っても忘れられない。無茶を言うなよ pic.twitter.com/18l3embr4I
— 加藤よしき (@DAITOTETSUGEN) May 16, 2023
最初は内容について興味を持ち、次にブックオフで戦時中の雑誌?というところに興味を持ったわけですが、
はて、何かが心に引っ掛かります。
そうか、この手があったかと。
文學界を解体して電子化していく生涯を送ることにしたぼく。
月に一度しかできないこの作業そのものが楽しくなっているのですが、
ブックオフで興味を引くような雑誌なんかを買ってきて、お気に入りのページのみ電子化していけばいいではないかと。
ブックオフ行脚(2店舗)
週末、時間があったので早速ブックオフに行ってみました。
最近は欲しい本があればネットで探して気軽にポチッとしてしまう世の中ですが、
店舗での出会いがこの活動の基本になるので気合が入ります。
ピンポイントで探すのではなく、たまたま手にとる形が理想ですから。
当初考えていたのは古い文芸誌、ムック本、そして雑誌でした。
ところが足を運んだブックオフには文芸誌は全く置いておらず、ムック本はジャンルごとに並んでいるし、雑誌は幅がありすぎて全部見るしかないということがわかりました。
時間に余裕があったので、単行本コーナーと雑誌コーナーを一通り見ていくことにしました。
どのくらい店舗にいたのかはわかりませんが、結局購入したのはNHKの100分 de 名著のテキスト1冊。
「パンデミックを超えて」という特番のテキストでした。
コロナ禍日記の面白さや、大杉栄をおす栗原康がいたことで購入に至りました。
結局物足りなかったので、別のブックオフにも足を伸ばして、同じように本を探しました。
そして次に入ったブックオフで購入したのは「レコードコレクターズ」と「悲劇喜劇 落語と演劇」との2冊。
それなりに良いものが買えたのですが、当初の目的だった解体して電子化に適した本はあまり入手できなかったのでした。
レコードコレクターズを電子化する
結局電子化したのはレコードコレクターズのみ。
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購入の決め手は第一特集のローリングストーンズではなく、ニッキー・ホプキンス特集。
この号は間違いなく持っていた。そんな記憶が蘇りました。
でも引越しのタイミングで捨てたのだと思われます。
ニッキー・ホプキンスについては過去の記事も。
これ28年前の雑誌なんですね、レコードコレクターズってずっとある雑誌なので、かえってその古さがわかりにくくなっていました。
そして古い雑誌だけにスキャンする前に流石に紙の劣化が気になります。
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写真で見るよりもずっと、紙は黄色くなっており、特に端の方に行くほどに変色していました。
しかし
ぼくも経験を積みスキャンも手慣れてきたので、地色の消去というオプションを使うことで、この紙の劣化もなかったことにできることを知っています。
さてどの程度綺麗になるものか。
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電子化万歳。見事に古い雑誌であっても気にならないことが証明されました。
これで古い雑誌をブックオフで購入して電子化するという趣味が成立することがわかりました。
ニッキー・ホプキンス特集
せっかくなので、ニッキー・ホプキンス特集にも触れておきます。
特集は8ページ、内2ページはニッキー・ホプキンスの作品リストでした。
インタビューで彼のセッションを振り返り、作品リストを完成させるというもの。
この作品リストは非常にわかりやすく、それぞれの楽曲について確認していくことができそうです。
思い出話なんかもふんだんにあり、Quicksilver Messanger Service時代のドラッグ絡みの話は古き良きロックスターらしいエピソードで、ニッキー・ホプキンスにもそんな一面があったのかと興味深かったです。
あとはジェフ・ベックグループの話。
ジェフは昔も今も最高のギタリストだ。しかし、内情はひどいものだった。ツアーのギャラはほとんど、あるいはまったく支払われない、ジェフは僕らに了解もなく勝手気ままにスケジュールをキャンセルしまくるでは、アメリカのミュージシャンズ・ユニオンに睨まれて当然さ。すべてがそんな調子だから、バンドが長続きするはずもなかった。ジェフに少しでも統率力が備わっていたら、確実に状況は変わっていたと思うけれど
よほど酷い目にあったのだろうと想像できます。
それでもなんとかなっていたのが60年代、70年代のシーンだったのでしょうか。
他に気になるページもなかったので今回の電子化作業は完了。
これはいい、また時間のある週末には別のブックオフに足を運んで雑誌などを探してみようと思うのでした。
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