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株式投資のおすすめ書籍ベスト15冊

株式投資をノー勉強でいきなり行うような無謀な人はほとんどいないと思いますが、実際に勉強を始めようと思っても、どの書籍を読んだら良いかわからないですよね。

そこで今回は、株式投資を行う前に、読んでおいたほうが良い書籍をいくつかご紹介したいと思います。

なお、この内容については、以前動画でも軽く紹介しました。



今回は、上記の動画で紹介した5冊に加えて、ついでに読んでおいた方が良いと思われる書籍をいくつかご紹介していこうと思います。




1.動画で紹介した書籍5冊

まずは動画内で紹介済みの5冊を簡単に紹介していきます。


(1)ウォーレン・バフェットの財務諸表を読む力

まずは私の投資の師匠(と勝手に呼んでいる)ウォーレン・バフェットの息子の元嫁が書いた書籍です。
これは神書籍と言っても良いくらい素晴らしい書籍で、財務諸表分析の基礎が学べるのでぜひ読んでおきましょう。


(2)MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣

続いて、シバタナオキさんの書籍も読んでおいて損はないです。
投資初心者がいきなり有価証券報告書を読むのはほぼ不可能だと思うので、最初は決算説明資料を読んでいくことになります。
その際にどのように見ていけばよいのかという点が書かれています。
初心者向けの非常にわかりやすい書籍です。


(3)会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方

こちらの書籍は四季報分析に役立つ書籍です。
タイトルにだいぶ誇張があるので、その点は減点としますが、内容自体は有益だと思うので読んでおいても良いと思います。
四季報のどこを読んで、どう判断するのかという基礎的な内容が学べます。


(4)会社四季報

株式投資やるなら避けては通れない四季報です。
株式投資を本気でやるなら一度は通読することをオススメします。
2000ページくらいあるので、大抵の人は心が折れると思いますが、何度か経験すると投資家として一気に成長することができます。
四季報は個人投資家の強い味方なので、早く慣れて、自分なりの解釈ができるレベルに到達しましょう。


(5)財務諸表分析〈第9版〉

こちらは2014年3月に出たばかりの新版です。
会計学の権威である桜井先生(神戸大学名誉教授)の著書です。
財務諸表分析の基礎がギュッと詰まっているので、熟読しておきましょう。



2.今回紹介する書籍

上記5冊を読んで、内容を完全に把握すれば、おそらくその他大勢の投資家とは一線を画す存在になれると思います。
株式市場では、8割くらいの人が知識不足で投資を行っているので、上記5冊の知識を使いこなせるなら、それだけで上位2割くらいには入れてしまいます。

ただ、それだけで勝ち続けられるほど株式投資は甘くないので、更に深く様々な勉強を続けないといけません。

そこで今回の記事では、投資家として読んでおくと良いかもしれないという書籍を思いつく限り紹介していこうと思います。
気になる書籍があれば買って読んでみてください。

なお、投資家として読むべき書籍は他にも無限に存在するので、できる限り早い段階で読書習慣を身に着けましょう。
投資家という職業は、大量の資料を読む職業でもあります。




(1)企業価値向上のための 経営指標大全

株式投資を行う上で、ROE、PER、ROA、EPSなどの一般的な経営指標を理解できないというのは致命的で、その時点で知識不足であると言わざるを得ません。
ただ、あまりに経営指標が多いので、すべてを覚えるのはなかなかしんどいものがあります。
その点この書籍は、株式投資に必要な指標がほぼすべて書かれているので、指標に慣れるという意味でも有益かなと思います。


(2)企業価値評価 第7版[上]

(3)企業価値評価 第7版[下]

続いては、かなり難易度の高い書籍になりますが、読んでおくべきだと思うのでご紹介します。

この書籍は、外資コンサルとして有名なマッキンゼーが出した書籍で、企業価値評価に関する諸論点を解説した書籍です。
私の知人のプロ投資家及び財務系の専門家たちでこの書籍を読んでいない人は一人もいないので、当然のように読んでおくべき書籍の一つといえます。
最初は意味不明だと思いますが、自分が成長していくにつれて理解できる箇所が増えていきます。
そういう意味では、読みながら自分のレベルを確認できる書籍です。
ここに書かれている内容を全部理解できるようになったら、投資で失敗する回数が激減しますので、読んでおくと良いと思います。
なお、上が理論編、下が実践編になっているので、全くレベルが違う2冊だと思ってください。


(3)図解でわかる企業価値評価のすべて

上記のマッキンゼーの書籍は難易度が高いので、だいぶ難易度を落とした書籍がこちらです。
企業の価値をどうやって算定するのかについては、投資家にとっても極めて重要なので、押さえておきましょう。
KPMG(世界4大会計事務所の一つ)が書いた書籍なので、本来の難易度はすごく高いのですが、非常にわかりやすく書かれています。
会計分野の専門職以外の人でも、ある程度会計を勉強していれば理解できる内容なので、読んでおいて損はないです。


(4)ビジネス・アカウンティング〈第4版〉

この書籍も名著です。
山根節教授(慶應義塾大学名誉教授)の著書で、ビジネスや投資で役立つ会計学の基礎を学ぶことができます。
そもそも財務諸表分析を行うとき、多くの人は厳密な計算を行うべきだと考えていると思いますが、投資やビジネスの場面では、そこまで厳密な計算をする必要はありません。
もちろん、大型の投資を行う際には細かく計算しますが、初期段階の調査では大雑把な概算だけできれば十分です。
そういう初期段階の調査のために役立つ知識が詰まっています。


(5)日経テクノロジー展望2024 世界を変える100の技術

株式投資において特に重要な能力として、未来を読む能力があげられます。
株式市場は未来を先取りして動くので、2年~10年先の未来を想定して株価が動きます。
そのため、今後技術革新が進んで、一気に変わっていく分野をあらかじめ知っておくことは重要なことです。
そのための書籍がこの書籍です。
全部が全部株式投資に活かせるわけではないですが、かなり多くのヒントを得られると思います。


(6)賢明なる投資家

バフェットの師匠であるベンジャミン・グレアムの有名な書籍です。
若干難しい内容も含まれていますが、バリュー株投資家になるためには読んでおかないといけない書籍だと思います。


(7)マンガーの投資術

昨年亡くなったバフェットの相棒であり、最強の投資家の一人であるチャーリー・マンガーの投資術に関する書籍です。
私の中ではバフェットと同等の師匠だと思っています。
こちらも非常に勉強になる内容なので、押さえておきましょう。


(8)バフェットからの手紙【第8版】

こちらは有名な書籍なので説明不要かもしれません。
ウォーレン・バフェットは自分自身で著書を執筆しておりませんので、誰かが書いたバフェットの書籍を参考にするしかありません。
しかし、バフェットは自社の株主に対して手紙という形で自己の見解を語っていて、それを何十年も続けています。
その内容をまとめた書籍だと思ってください。
ただ、翻訳家の実力不足なのか、もしくは著者の英語が元からおかしかったのかわかりませんが、読みづらいです。
ちなみに、英語の書籍を翻訳したものは全般的に読みづらいものばかりです。


(9)スティーブ・ジョブズ I・Ⅱ

これはスティーブ・ジョブズの自伝というか、評伝書籍のようなものです。

我々中長期投資家は、株式に投資しているという感覚よりも、会社に投資している、もしくは経営者に投資しているという感覚が強いです。
特に中小規模の会社に投資をするというリスクの高い投資を行う場合には、経営者の質の問題が非常に大きいです。
ポンコツ経営者に投資をすることは、金をドブに捨てるに等しい行為で、絶対にやってはいけないことの一つです。

だからこそ、優れた業績を上げ続けた経営者をよく分析しないといけません。
優れた経営者がどれだけ異常な人間だったのか、どれだけアタオカなのかを知っておくべきです。

ベンチャー界隈に多くいるなんちゃってカリスマに騙されないようにするためにも、本物の天才の生き様を知っておく必要があります。
スティーブ・ジョブズは間違いなく変な人ですし、リーダーとしてはどうなんだろうかと思う人です。
でも、その情熱の熱量については世界でも屈指の人間だったと思います。
こういう天才的な人間に投資をすれば、100倍以上の利益を上げられる可能性があります。

日本株でそれを実現できるかは怪しいですが、参考にはなるので、読んでおくべきだと思います。


(10)ジェフ・ベゾス 果てなき野望

スティーブ・ジョブズの書籍と同じ理由で読んでおくべきだと思う書籍です。
ジェフ・ベゾスはAmazonの創業者で、この人もちゃんと狂っています。
そして、引退後のAmazonが今、様々な論点で苦戦していることからもわかるとおり、この人の力は偉大だったなと今でも思っています。


まとめ

合計15冊以上になってしまってちょっと多くなったので、この辺にしておきます。

皆さんの参考になれば幸いです。


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