体型の変化とオーダースーツ(痩せてから作る?)
本日の記事は、オーダースーツを購入するタイミングについて。
東城商店のことについて知人と話していると、よく言われる言葉がある。
「もう少し痩せたら作ってもらおうかな」
オーダースーツは決して安い買い物ではなく、せっかくならベストな体型の時に作りたいもの。加えて、自分の体型に合わせてオーダーしたスーツは、体型変化を気づかせてくれるツールにもなってくれる。
そういう意味では、ベストな体型で作りたいという気持ちになるのは当然のことだ。
ただこれに関して個人的に言えることは、どうしたって体型は変わり続けるし、体型が大きく変わる予定がないんだったらそんなに気にすることなく、かっこよくスーツを着れるうちに作ることをおすすめしたい。
時間が過ぎるのは本当に早いし、気づいたらおじさんになっているものだ。店主も今年で33歳になるが、なんとなく体が変化していると実感する場面が増えてきた(主に衰え笑)。「老けたとかは気持ちの問題だろ!」とか言ってごまかしてきたけど、どうやらそんなことはなかったようだ(笑)。
だからこそ、今の年齢を楽しんで、いつも素敵な男性でいたいと思うし、オーダースーツを作ろうと思っている方々にも同じように思って欲しい。
中には、「オーダースーツは体型が変わると着られなくなる」と思っている方もいるかもしれないが、そんなことはないので安心してほしいという観点でいくつか紹介したい。
"長く着れるジャケット"のみをオーダーで。
一般的に体型の変化が出やすいのがやはりお腹周り。スラックスがキツくなったり、シャツのボタンが締まらなかったり。
そういう意味では、ジャケットは体型の変化の影響を受けづらい。ジャケットで大事なのは肩のサイズ感で、肩の大きさは頻繁に変わるものではない。
そんな方には、お気に入りの生地で作るジャケットのみをオーダーで作り、スラックスについては、体型の変化に合わせられるように既製品を選ぶことをおすすめしたい。(ユニクロのスラックスとかチノパン、使いやすくてめちゃくちゃ良い。)
これまで東城商店で作ったオーダージャケットの事例を以下のリンクから見ることができるので合わせて見てほしい。オーダーのブレザーと、秋冬に活躍する暖かい素材のジャケット。
オーダーの醍醐味を演出する脇尾錠
次におすすめしたいのが、体型の変化をもろに受けやすいスラックスの話。東城商店でおすすめしているオプションの一つに、脇尾錠というものがある。
体型の変化に合わせて、洋服を調整するアイテムとしてベルトがある。いまやベルトは"しなければいけないもの"になっているが、オーダースーツにベルトはマストではない。
なぜかと言うと、オーダースーツが誕生した時には、一人一人の体型に合わせて一から作っているので、作った後に調整して着るという概念がなかったのである。この辺は深掘りすると終わらないので直接聞いてほしい。(笑)
そんなこんなで、このオーダースーツならではの特別感を残しながらも、体型の変化に合わせて調整を可能にするアイテムとして脇尾錠をおすすめしたい。
ベルトを通す紐(ベルトループ)をつけないことで、腰回りがスタイリッシュになるだけでなく、シルバーの金具が高級感を演出してコーディネートのアクセントにもなる。パーティーシーンには、ベルトの代わりにサスペンダーを付けるのも良いかもね。
この脇尾錠のオプションは、多くの人に届けるための既製品にはできないことで、オーダーならではの特別感をプラスすることができる。それでいて、お腹周りの変化に合わせて調整することができるのでおすすめである。
たまに職場などで「ベルトつけ忘れているよ!」って言われることもあるが、ニヤッとしながら脇尾錠をチラ見せしたりしないこと。紳士的にいきましょう。
今日が人生で一番若い日。
肉体改造を考えている方とか、目標が明確にある方は別だが、なんとなく痩せたら良いスーツを買おうという方がいたら、「今日が人生で一番若い日だよ!」と、声を大にして言いたい。
あのとき自分を引き立てるような良いスーツを着ていたら…などと後悔をしないように。そのお手伝いができれば幸せだ。
食欲の秋、楽しみましょう!(体型が変わりすぎない程度に😌)
ここまで読んでいただきありがとうございました😊
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