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俳句生活令和4年11月人選【冬凪】

令和4年8月より【俳句生活】に投句開始しました。
11月の兼題は【冬凪】

【季語】冬凪(ふゆなぎ)三冬
【子季語】寒凪、凍凪
【解説】冬の海の波がおだやかなこと。冬の海は、西高東低の気圧配置の影響で荒れることが多いが、ときには風もなく波もほとんどたたないことがある。
きごさい歳時記より


トップは伊集院秀麿さまの絵をお借りしました。
儚げで美しい・・・✨


●投句作品●

【人選】冬凪や光の粒はきっと君

▪️分かりにくいでしょうが「海洋葬」をテーマに詠みました。
同時投句に【冬凪や貴方の骨に差す光】があります。粉骨して小さな粉になった骨を海にまく。その骨に光があたってきらめいている、という景でした。
「骨」が直接的なことと「差す光」もありきたりな気がして、「光の粒」でも詠みました。

私は冬凪に、穏やかだけど少しの寂しさも含むと考えていたのですが、夏井先生のコメントに、
『「冬凪や」は、嗚呼なんとも気持ちの良い冬凪の日だなぁ」という詠嘆です。』
とありました。

私、本意を間違えてるかも💦
夏井先生にこれを知られたら人選剥奪されるかも?!
(o'3')b シ――――!!




●俳句鑑賞●

【地選】冬凪いでえらの名残りの耳かしら

▪️地の作品を鑑賞させていただきます。
「鰓の名残りの耳かしら」口語でつぶやいたような句。
耳を鰓の名残りという発想!
なんとも詩情溢れています。
詩情のしの字もない自分には眩しすぎる句です✨✨
「冬凪いで」という上五も素敵だなぁ✨



あと何十年たてばこのような句が詠めるんだろうか。
頑張るしかないですね。
読んでいただきありがとうございました。
(ૢ˃ꌂ˂⁎)


袋小路 綴乃ふくろこうじ とじの



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