トルコ旅行 Day 7 その2 - 朝食より大切なもの:ボスポラス海峡の夜明け
イズミルをあとにして国内線で今回の旅行の最終目的地、イスタンブールへ。
夜に到着し、ボスポラス海峡から少し上がったところにあるコンラッド・イスタンブール・ボスポラスにチェックインしました。
チェックイン後、疲れていましたが、イスタンブールの夜の雰囲気を味わおうと街へ。
ライトアップされた建造物や賑わう通りの様子が、この街の活気を感じさせてくれます。
疲れていましたが、イスタンブール 2泊3日という短い滞在を少しでも有効に使いたいと思い、夜の街へ出かけてみました。
「このホテルの朝食はすごくいいから、早く戻ってきてね」
翌朝、ドローンを持って部屋を出る時、妻にそう言われました。
地図で見るとそれほど離れていないはずのボスポラス海峡へ向かいましたが、入り組んだ道に戸惑い、予想以上に時間がかかります。
日の出に間に合わないかもと焦る気持ちで小走りに。
ようやく海岸にたどり着き、急いでDJI Mini 4 Proをセッティング。
その焦りも忘れるほどの光景が目の前に広がりました。
「7月15日殉教者の橋」の向こうから昇る朝日は、橋のイルミネーションと混ざり合い、幻想的な風景を作り出しています。
ドローンを180度回転させると、また違ったシーンが広がります。
左手のアジア側から昇った太陽が、右手のヨーロッパ側の街並みを優しく照らしています。
海峡の水面は朝日に輝き、二つの大陸に挟まれた海にオレンジから青へと美しいグラデーションを描いています。
この瞬間、まさに東西の文明が出会うイスタンブールの象徴的な光景を目の当たりにできた喜びに浸ることができました。
夢中で撮影していると、突然携帯が鳴りました。
「もう朝食の時間よ!早く戻ってきて!」
ちなみに宿泊したコンラッド・イスタンブール・ボスポラスは、高台に位置し、部屋や朝食レストランからもボスポラス海峡を一望できる素晴らしいホテルでした。
朝食を逃したのは少し叱られましたが、2泊3日のイスタンブール滞在の拠点として、申し分ない環境でした。