HSBC Premierとの賢い付き合い方 〜前回の反省と再発見したメリット〜
前回のHSBC Premierについての投稿に対して、数名のPremierアカウントホルダーの友人から「いいところもあるよ」と指摘を受けました。今回は、そのメリットと賢い活用法について、前回の反省を込めて書いてみたいと思います。
【HSBCのPremierサービスの最大の魅力】
Premierサービスの真価は、「クロスボーダーバンキング」にあります。特に香港在住者の場合、子どもの海外留学など、グローバルな資金管理が必要なケースで真価を発揮します。
【グローバルな口座開設の容易さ】
香港のPremier口座があれば、HSBCグローバル拠点での口座開設が簡単
現地に行かずとも、香港内でイギリス、シンガポールや中国などHSBCが展開している国なら口座開設が可能
各国の口座をひとつのネットバンキングで管理可能
【手数料メリット】
自分が所有する国際口座間の送金手数料が無料
海外送金手数料の優遇
その他各種手数料の割引
【中国でのデジタル決済との連携】
WeChat PayやAlipayとの紐付けが容易(中国現地銀行口座として)
タオバオなどのECサイトでの買い物がスムーズ
香港や海外からの入金も簡単
【各国でのクレジットカード発行】 現地発行カードならではのメリット:
携帯電話契約の自動引き落とし
公共料金の支払い
現地限定のポイントやマイル還元特典
【専任担当者によるサポート】
銀行業務に関する丁寧な説明
各種手続きのスムーズな対応
【要注意点】 預金運用について:
米国金利が5%程度ある現状で、HSBCの香港ドル預金は金利が非常に低い
ただ預けているだけでは大きな機会損失
担当者との関係:
親切で丁寧なサポートは魅力
一方で投資商品の営業も増える
必要なサポートは受けつつ、投資判断は冷静に
【賢い活用方法】
クロスボーダーバンキングの特典を最大限活用
手数料優遇を使いこなす
必要最低限の預金額でステータスを維持
余剰資金は効率的に運用
各国のデジタル決済プラットフォームとの連携を活用
結論として、HSBCのPremierサービスは、グローバルな生活をより快適にするツールとして非常に有用です。ただし、預金運用については、より効率的な方法を検討する必要があります。
使い方次第で、便利なサービスになり得る——それが、今回改めて気づいたHSBC Premierの本質かもしれません。