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非中国籍永住権保持者向け回郷証取得について



香港在住の日本人の間で、最近 大きな話題となっているのが「非中国籍永住権保持者向けの回郷証取得」です。

コロナ以降、日本人の中国入国に際しては2週間以内の短期滞在でもビザが必要となっています。
このためビザ取得は、当日発行ビザを入国時に並んで取得するか、APECカードを自分の所属する会社経由で申請するなどが必要でした。

香港在住日本人に大きなニュース

ところが2024年7月に突然、香港、マカオ在住で永久居民ステータスを取得している人に、香港人が取得可能な「回郷証」申請を受け付けると中国政府からニュースがあったのです。

7月8日付ニュース 
在香港・マカオの非中国籍永住権保持者も回郷証を取得可能に

中国政府からの通達

申請に必要な条件は、非中国籍の香港永久居民ということで、私も該当するので早速申請しました。

今回はその手順と気をつけるべき点をまとめてみました。

1.回郷証を申請するために必要な書類

回郷証を申請する前に、まず香港イミグレーションから、回郷証取得の資格があることを証明した書類を下記リンクから入手する必要があります。

申請完了時に申請&受付した旨(acknowledgement receipt)のPDFがダウンロード可能になっています。
また申請完了したというメールが届くという話も聞くのですが、私は届きませんでした。

2.イミグレーションから届いた書類

上記申請から数日で下記のようなレターが上記で登録した住所に届きます。
この書類は、日本人であること、香港永久居民であること、中国籍でないことを証明しています。

日本人であること、香港永久居民であること、中国籍でないことを証明している書類

3.回郷証(非中国籍)申請

2番の書類が届いたら下記リンク先から申請を行います。

自分の情報を記入し、最後に香港内にある中国旅行社の申請所から行きやすい場所を選び、受付が空いている日時を選択して申請完了です。

わたしは旺角 洗衣街の臨時申請所にしました。
空時間が11:20以降だったので、一番早い11:20を予約しました。

すぐに下記メールが届きます。

申請に行く場所と時間のコンファメーションレター

4.ダメ元で朝イチ並ぶ

地下鉄 旺角駅 銀行中心出口を出て数分、洗衣街にある臨時中心

予約は11時でしたが、申請事務所が開く9時に並んだら問題なく申請できました。
香港によくあることですが、予約時間はあくまで目安で、システム登録されているわけではないので、行った時間に受け付けてくれるようです。

写真でみるとボロいですが、中はかなり大きいです。(窓口も20個くらいあったと思います)

入ったらまず1番窓口にならんで受付してもらいます
私はQ009番でした
1番窓口でもらった受付番号Q009

5.申請に際して必要な書類


1.上記2で届いた香港政府からのレター
2.日本パスポート
3.香港IDカード
4.APECカード(持っているならば、持って いない場合は不要)
5.申請費用260ドルと書類コピー代 数ドル
6.バーコード付きの写真

6.注意事項


4のAPECカードですが、受付の女性スタッフと話している際に、APECカードを所持していると話したら、あるなら申請時に見せる必要があるとのことで、面倒ですが一旦家に戻り、再度申請となりました。

APECカードを持って来た際に、再び受付すると時間がかかるので、先ほど途中までやってくれた女性の窓口に行って、目配せしたら、相手も「いいよ」とのことですぐに申請手続きに移りました。

6.の顔写真、わたしは手持ちの写真があったのでこれで行ける?と聞いたらダメとのこと。
申請所と同じビルの1フロア下にある証明写真機で撮るか、同じビル内にある民間がやってる写真屋さんで撮影する必要があります。

民間の証明写真屋さん、同じビルにあります

自分で撮る証明写真機だと50ドル、民間撮影ショップ25ドルなので、民間ショップの方がいいかも。

このバーコードがないと写真を認めてくれないので注意

とにかくバーコードがついてるのが必要。
多分撮影日のデータが入ってるとかだと思います。

7.受付完了

受付が完了し費用260ドル+αを払うと下記書類をもらえますので、これを持って約ひと月後に回郷証がピックアップ可能となります。

受付完了書類

以上 今後 取得する人の参考になれば幸いです。

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