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あなたのフェミニズム

男らしさが足かせに?弱者男性の当事者「落ちぶれた人間にも選択肢が欲しい」 EXIT兼近「負けた側への優しさが社会的に足りていない」 背景と打開策は

フェミニズムが浸透していない日本では、「弱者男性」と聞くと「対フェミニズム」の話だと解釈する人が多い様子。

実際はフェミニズムは
「男性だけに、社会的な強さや肉体的な強さを求める」
ような社会的役割の決めつけを
「性差別である」
と断じる社会ムーブメント/学問である。

他国でのフェミニズムが「コップ半分」か「三分の一」ようやく溜まってきた感じと例えると、

日本のフェミニズムは、いまだはびこる家父長制と女性蔑視の、嵐とごった煮の中に時々一滴ぐらい投げ込まれるようなもんである。

だから、公の場で性欲丸出しでいいと思ってる輩の汚らしい舌で舐め取られてしまうし、

(女性を過度に性的に描いたポスターを批判したら、「フェミが献血運動を阻害した」と言われるケース)

「オンナは男を立てるべきだ」
と内面化してる人たちの、怒りの熱であっという間に蒸発してしまう。

(議員確保のために「女性枠を作る」というと「ひいきだ」と反発されるケース)

「男は稼いでナンボ」
「男は朝から晩まで馬車馬のように働くもの」
「オンナコドモを食わせるのが当然」

これ全部、性差別なのだから社会全体で
「おかしい」
と言うようにすればいい。

「俺にはオンナがあてがわれて当然」
「オンナは俺を立てなければならない」
「俺の性欲はいつ何処でも肯定されて当たり前」

そういう男尊女卑の時代に生まれた幻想にいつまでも取り憑いていないで、

「女性も男性も、性別にとらわれず自由にすればいい」
「いつでも相手の尊厳を守り、自分の尊厳も大事にする」

と考えれば、それはあなたのフェミニズムなのだ。

私たちは、社会の中でみんなが助かる過程にいる。
フェミニズムは「皆で皆の人権を守ろう」というムーブメントだ。
もがく女性の頭を踏みつける必要なんかない。

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