私が遭ったある女 年下の美人(完)
最初に彼女と同じ勤務地に配属された、他の派遣会社のベテランSEの女性と、退職後も連絡を取り合っていまして、念願のお食事に出掛けました。5時間話続けましたが、私と全く同じ被害に合っていましたが、彼女の方がはるかに年上だったので、まだ遠慮はあったみたいでした。私は、同じ派遣会社で、年齢が5歳程しか離れていなかったのと、WEBデザイナーで、SEではなかったので、どこか下に見られていました。
そのSEさんから見た彼女は、毎日ネットサーフィン、携帯いじり(スマホはまだ存在していませんでした。)、課長がくれる試写会のチケットを消費(映画鑑賞の時間も残業代につけていた)、連日の飲み会、、、
このような毎日だったそうで、SEさんが仕事とクレーム対応に追われている隣で、一人でべらべらしゃべってきたそうです。
何かファイリングするなりしたら?と言っても、
「私、前の企業では、何億の仕事をしていたんですよ~。
なので、こんな小さい仕事はちょっとやったことないんで~。」
と、何度聞いたことかと呆れていました。
私も、おんなじこと聞かされました。
入社1年目、1年足らずで退職、、、そんな彼女に、そんな仕事を任せていたとは、到底思えません。
彼女が事務所に異動になったと聞いて、SEさんは本当に解放されたと思ったそうです。
その後は、私が引き継ぐこととなりましたが、、、
私への誹謗中傷を撤回してくれた、救世主の清楚な派遣さんは、
このSEさんが退職するにあたり、その派遣会社から採用された方だったと後から知りました。
その清楚な派遣さんも、私が辞める時に、課全体の引継ぎ資料を渡したところ、
「私、kissaさんの仕事しませんから。エヘッ!」
と言われたのは、衝撃でしたが、
数年後にお食事した際、ちょっとちゃかしながら、あれはショックだったわーと伝えると、
「え?!私そんなこと言いました?!すみません!!そんなつもりはなかったと思うんです!きっと、私もあの子(例の彼女)のせいで病んでいたのかもしれません!」
と、謝罪されまして、その後もショッピング行ったりなんかして、
連絡を取る仲ではあります。
私が子供が欲しくて、身体を休めるために退職した後、
その職場はカオスだったそうです。
結局その課を含む部自体が解体され、社屋も変わり、
当時の例の彼女を贔屓していた課長は退職したそうです。
会社のお金で豪遊していたのは、周知の事実でした。
ただ、例の彼女とどこまでの関係だったのかは、いまだに不明です。
その彼女は、今どこで何をやっているのかは知りませんが、、、
彼女が事務所に移ってきた当時は、本当に純粋に、素直に、
”派遣が初めてと聞いたから、マニュアルを作っておこう!”
と、事務所の使い方等のマニュアルを作成したり、必要なデータをDVDに焼いてポケットに入れて、彼女用のファイルを作っておきました。(アナログです。)
ところが、社員の方々が会議などでいなくなると、突然、
・事務所が汚くないですか?
・あの人なんか話しかけてくるんですよ~
・よくそんな仕事しれいられますね~
・時給いくらですか?
・本当はkissaさんの上司は私の上司になるはずだったのに!!
・デブがうつるシッシ!
・ゴミ箱あつめてたらいいんですよ!
と、社員の方の悪口と私に対する暴言のオンパレードでした!
社員の方が戻ってくると、
あ!と、言いながら、手を裏返して、私に対してあっち向けという指図までしてくる!
その企業は、私が憧れていた企業でもあったので、
こんなことで辞めるわけにはいかない、この子以外はみんな良好な関係を築けてきたし、業務もやりがいがある、手放したくないと思っていたので、
ぐっと堪えてきましたが、
先の記事に書いたように、彼女が嘘を吹聴した為、営業の男性陣から一斉無視という一時期辛い思いをしましたが、
あの経験があったからこそ、気の合う同僚が長年の友人となったりと、
得るものもありました。
例の彼女、私に対する罵倒の中に、何か勘違いしている?と思う言動がありました。
「年上なんですから、会社帰りに奢るとかないんですか?」
派遣社員同士で先輩も後輩もないですし、彼女の方が課長から気に入られたというだけで、時給は私よりもかなり多くもらっていた子が言うことかと、
開いた口が塞がりませんでした。びっくりです。
自分から時給を聞いてきて、もちろん私は伝えませんでしたが、
自分から言うものですから、本当にびっくりしましたし、ショックでした。
美人で学歴があると、こうも世間の扱いは違うんだなと、痛感しました。
ただ、昼休みにはこんなことも話していたのが、今でも気になります。
周りのおじさん社員が私と一緒に食事するよう言っていたので、
嫌なのに一緒に食事を取っていました。
その後、彼女は営業や課長について外回りが増えたので、お昼を共にする機会は減りましたが、今度は、自由にお昼休憩をとる私のことを面白くないと思う、他の既存の一般事務の派遣さん方がちょっかいかけてくることになるのですが、これはまた別の記事に書こうと思っています。
彼女には、上に兄と姉がいて、こちらも国立大出の有名企業にお勤めの、
親自慢の息子娘だそうでした。
彼女は、どう頑張っても、兄と姉に追いつけないと言っていました。
「私が某国立大学合格しても、親は褒めてもくれなかった!」
と、よく私に自分語りをしてきました。
親にとっては兄と姉だけで十分だった、自分は生まれてこなくてよかった、
と、彼女の母が、
「あなたを産むつもりはなかったけどできた」
というようなことを言っていたらしく、
それは確かに、ムカつく彼女でも、可哀想と思いました。
だから自分に優しくしろと、私に言ってきたのには、びっくりしました。
毎日罵倒するわりには、時々、甘えてきていたのは、
私に母親を見たのか??
と、彼女も何か問題を抱えているから、こういう憎まれ口をたたくのか?
と、真剣に悩んだ時期もありました。
ただ、見る見るストレスで増量していく自分の姿を見た親友達が心配していたので、
私はある種の、
DV男が時折見せる孤独に、私しか彼を救えない!と、母性を感じ、
結局DV男から離れられない、負のスパイラルに陥る女
と同じような現象が、彼女との関係で起きてしまっていたのかと、
後になって思い直しました。
”もしかしたら、彼女のこのひん曲がった性格を直せるのではないか?”
と、今思えばカウンセラーでもないのにおこがましいですが、
そんなことも思いながら我慢して働いていた時期もありました。
でも、それは、彼女の為ではなく、そのひん曲がった彼女を手懐けた、
kissaさんすごい!という、周りの目を、周りの評価を気にしていただけなのかなと、年老いた今、当時の自分の未熟さにも向き合えました。
こういう子に会った時は、(こういう人に会わないことを願いますが)
例1)「えー!ひどいこと言わないでよ!」
猫騙しの勢いの大声で言い返す。
→相手をひるませる。
しょんぼりすると思っていた相手が、突然大声出したら驚くので、
逆に相手に、めんどくさい人と印象付けて、関わらなくさせる。
例2)「へー、ふーん、へー、そう、なんて?もう一度言って?」
空返事と、もういっぺん、何度も同じことをしゃべらせる。
→おかしな人と思わせて、こちらもめんどくさい人と思わせて、
今後話しかけてこないように仕向ける。
例3)「今、忙しいんで、ごめんねー」
相手にしない。きっぱり断る。最後に思ってもいないけど、言いたくないけれど、お詫びの一言を入れてあげる。
→ごめんねと言われると、宇宙人でもない限り、ちょっとは遠慮する。
最善な方法は、相手にしないことなのですが、
私も、当時の毎日続くいじめの中では、健全な考えを思いつくことは不可能でした。むしろ、相手に好かれようと、歩み寄ろうとさえしていましたから。
今の年になれば、すっとぼけるというのも手ですが、
そうすると、そのままオバサンだから耳が遠い、仕事ができない、と思われるので、今後のお仕事探しの邪魔になります。
信頼できる人に相談するといいとよく言いますが、
無理です!
渦中にいる間は、みんなが敵に見えてしまいます。
特に派遣の女社会では、自分に火の粉が降りかかってこないように、
可哀想ねと言いながらも、私は特に被害ないから、、、と、
ただの不幸話のネタにされるだけでしたし、
上司も、美人にメロメロでしたので、聞き入れてくれません。
みんな、自分に被害が及ばなければ、
「えー?私にはいい人だけど?kissaさんの思い過ごしじゃない?」
と、余計どん底に突き落とされます。
これを言ったことで、kissaさん、美人な派遣さんをやっかんでる、こわ~い☆と、噂話のネタを提供したことになります。
私は毎日、罵倒された内容を、日付とともにリストにして書き溜めていました。
親友の一人に話すと、「怖い」の一言でしたが、
今となっては、スマホで撮影したり、小型レコーダしのばせたりと、
もっと徹底して相手のしっぽを掴むことができるような時代になってきました。
我慢して、我慢して、結局問題を起されて職場に居辛くなるのなら、
早めに証拠を録音して、第三者機関に相談するのが、今の時代は最善策なのかなと思います。でも、備忘録に記しておくのも有効と思います。
食い扶持が絶たれる恐れがあるのですから、被害者からすれば、
これは職場のいじめというより恐喝罪に相当すると思います。
鬱になれば通院費もかかりますし、私のように不健康になれば、
結果的に別の病気を発症してしまいますので、
どうか職場のいじめで悩まれている方、
辛い思いをした分、自分にはそれ以上の幸せが、
相手には、自分がしてきた悪事以上の悪事が降りかかることで相手の苦しみに気付く思いやりを学ぶことができるよう祈りながら、
復讐とかではなく、賢明な方法で証拠を集め、
周りに明らかにして皆に知らしめ(見てみぬふりの周りも同罪です)、
強く生きて生き抜いてください。