私が遭ったある女 プチ傷害事件
昔、とある職場で勤務中、
同僚にシャーペンで手の甲を刺されました。
正式には、刺されたというより、チクッとされたといいましょうか。
でも、刺されたのに代わりはないので、
刺された私が言うのですから、刺されました。
実際、左手の甲にシャーペンの痕は残りました。
幸い流血沙汰にはなりませんでしたが、
まさか仕事中に同僚女性に刺されるとはね。
昔、「あすなろ白書」という漫画原作のドラマがありました。
掛居くんが元カノ?から、フォークで手の甲を刺されるシーンがあったのですが、
その女性は、今の朝の連続テレビ小説「エール」のカフェーの女主人の女優さんで、
私は個人的に、もっともっと売れてもいいのにと思っている超実力派女優さんですが、
話は脱線しましたが、
まあそのシーンとおんなじ構図でしたね。
その彼女、毎日イライラしていましたが、
私といるときと他の方の前にいるときとでは、
本当に180度違う態度で、こういう人間、本当に世の中多いですが、
さすがに、刺しはしませんよね。
トイレに行こうとしても、「なによ!」。
ちょっとPCの画面をマルチタスクにしていると、
「なんなんよ!気持ち悪い!!」
と、怒鳴りながら、勝手に私のマウスを奪い、フル画面にしてくる。
そしてある日、またPC画面がフル画面ではないことに難癖つけてきまして、
「もう、何度言ったらわかるんよ!!」
と、彼女は腕を振り上げ、私の左手甲めがけて、もっていたシャーペンを
”刺そう”としてました。明らかに。
ものすごい勢いで刺そうとしていたのがわかりました。
腕を一度高く振り上げて。
でも、我に返ったらしく、
でも、しっかり私の皮膚にシャーペンの先は触れたのです。
触れたところで、グサッといかずに彼女は止めました。
でもしっかり触れて、チクッときたのと、
急な攻撃が本当に怖かったので、
「痛っ!!」
と、初めて、大声で言いました。
言い返しました。
毎日、小部屋で陰でいじめられていたので、
言い返せずにいました。
最近では、誹謗中傷などと言われかねないので、
あんまり本当のことは書けないですが、
この記事を本人が読んだとしても、もう忘れてそうですが、
被害者はこちらですので、逆に訴えることもできます。
それからある冬の日、
こんな同僚と働いていたからか、
自分では絶えてきたと、乗り越えたと思っていたのですが、
とうとうドクターストップがかかりました。
男性社員が、出勤した私の顔を見るなり、
「ちょっと、どうしたのその顔!!病院あるから行っておいで!!」
と、声を掛けてくださり、
お言葉に甘えて同じビルにあるクリニックに行きました。
オフィス街の中にある人気の内科のため、
朝から混雑していましたが、
受付の女性が、私の顔を見るなり、
すぐさま先生のところに行って戻ってきて、
「すぐ尿検査とってくれる?」
と、かなりの切迫した雰囲気でしたので、
言われたとおりにトイレに行くと、
順番待ちの方々をワープしてすぐさま先生に呼ばれました。
尿検査と顔に出た症状で、すぐさま仕事を辞めて、
治療と療養をしなさいと言われました。
初めて聞いたのですが、
急性腎炎だったそうです。
下手したら透析することになっていたかもしれないとのこと。
無職になり、通院にもお金がかかり、
なんといっても、顔が黒く腫れ、むくみ、
皮膚が金網の網の目のようになり、
それがうろこのように剥がれ落ちてしまい、
瞼はお岩さんのようになってしまいました。
当時はスマホなんてまだなくて、
証拠は残せませんでしたが、
事細かに覚えています。
こちらには非はありません。
ただ、業務上必要な専門知識があった私をいじめたかっただけなんです。
彼女は。
ドクターストップが出るほどと思わなかったのでしょう。
最後の日は、彼女は最高の演技をしていました。
「また元気になったら、遊びに行こうね!」
一度も遊びに行ったことなんてなかったのにね。