減量生活カイゼンー人生初のダイエット、その6
さて、ちまちまと書き綴っている齢50が見えて初の我がダイエット及び生活及び体質カイゼン記録。すこし「食」について書いてみる。
食べるのが好きなニンゲンとダイエットの関係
ワタシは眠ることと食べることが好きだ。家族や友人に言わせるとそれこそワタシの食に対する執着はなかなかのものらしい。例えば月曜の朝である現在、昨日の夕食でたくさんつくっておいた豚豆腐チゲ鍋の残りにインスタントラーメンを半分ぶちこんで煮込んだものを朝食として食べている。これは昨日寝る前に、
「明日起きてお腹がすいたらこれ食べるんだ…
と考えながら眠りに落ちた結果でもある。暇があると何が食べたいか、何をつくろうか考えているという確かにもはや執念と呼べるかもしれない。
自覚もある。そしてそれに付随する料理をするという行為も全く苦にならないし、むしろ忙しかったり疲れている時にこそ料理をすることで気分転換になったり無心になって頭がすっきりしたりする。新しいレシピや素材にトライするのも好んで試してみる。
イギリスに住んで20年を超えたがそのおかげか食に関しては深刻な問題もなく生活してきた。イギリス料理というと聞こえはかなり悪いが、この20年でのイギリスにおける食のレベル向上は目を見張るものがある。
とはいえ作る料理は日本食ベースがもっぱらで、こちらで手に入る素材を使って日本食を作るのがほとんどだがチャイニーズスーパーが近所にあるので中国料理もよく作る。ベトナム、韓国、タイもだしイタリアンもいろいろ作るけど味が決まらないとつい醤油や味噌に救いを求めてしまうのだが。流行りのブリティッシュモダンとも言えなくもない。
いつも凝った料理を作っているわけではなく時間がないならそれなりに、冷蔵庫にあるものでテキトーにというのもしょっちゅう。ただテイクアウトを買ってこようとかはやりのウーバーイーツ的なものを頼むくらいならちゃちゃっとなんか作るかぁというくらい料理をすることは自分にとって自然で苦にならない行為だ。この辺は母の影響も大きい。70後半に差し掛かった彼女は今でも日本に帰るたびにその時々の彼女の新たなメニューや母的にブームな食材、季節ものがテーブルに並ぶのでそれを味わうのも帰国時の楽しみの一つ。
と、ここまで書くととてもいいように聞こえるかもしれないが、ことダイエットをしようという人間にとってはこれが大した障害で。何しろ空腹に耐えるということができない。1日3食以上は基本的に食べないし、間食もほとんどしない。これはありがたく育った食環境がそうであったので最低限のベースはあると言えよう。それに甘いものはほんの少しあればいいタイプなので毎日は食べないし、食べても一口か二口で満足できる。炭酸飲料も飲まない。なのになのに。
最初に書いてもいるが、実際フードダイアリーをつけると年齢からするとかなり食べる方なのだ。ご飯はおかずにもよるけど1膳で我慢するのがちょいと大変。おかずが塩鮭だったり豚の生姜焼きだったり麻婆豆腐だったりするとどんぶり1杯くらい食べたい。そう、ご飯に合うおかずはとてもおいしい。
この10か月でお腹がすくまで食べないという訓練?はかなり板についてきて、朝起きまず朝ご飯を食べようといいう考えはかなりなくなった。これもいろいろ読んだり試したりしたけど1食がいいとか16時間空けるといいとかいうけど結局はお腹が3回なったら食べる、というのが自分には合っているように思う。日によっては3食、時には1食でもストレスを感じないようにしている。でもまだまだ摂取カロリー大きすぎるんだよ。でもでも自分は南雲先生にはなれないのだ。ちなみに母はこれを普通にこなしている…
炭水化物は悪か否か
料理好き、食べるのも大好き、空腹を長くは我慢できないという3重苦にもう一つ問題がある。ワタシは炭水化物が大好きだ。白ご飯はもちろんお寿司、炊き込みご飯、チャーハン、おにぎりとご飯ものだけでもう「おおぅ」という感じ。パスタやパン、うどんにラーメンと数え上げればきりがない。
朝に納豆たまごかけご飯に出し巻き卵、ほうれん草のお浸しを食べてお昼に具沢山のベーグルサンドイッチ、夜にパスタとサラダなんてしようものならもはや炭水化物祭り。糖質制限という巷の流行りを試してみたこともあるよ。確かにすぐ効果が出て体重が落ち始めたけど数週間で我慢の限界が来てとある週末に3食ご飯と麺類食べまくったら数週間の努力が1日で無駄になってこれはだめだという結論に。これはほんとにとほほーって感じだったなぁ。ただし今でも夕食に炭水化物は極力避けるメニューを心がけている。でも無理はせずほどほどに。品数を増やすと自然とご飯があっても量も少なくても満足できる。あと全体的に味付けを薄めにしてご飯がないと食べられないという状況を作らないこと。これは塩分も抑えられて食材そのものの味も楽しめるといういいことでいいことづくめ。品数を増やすといったって冷凍枝豆をつけたりほうれん草をチーンとしてお浸しにしたり楽ちんベースでね。
母の勧めでお茶碗を小さいものにしなさいというものがあって、これは効果あり。昔は1合でお茶碗2杯分という感覚だったけど、今は1合で3.5杯くらい。ご飯を炊いたらその時食べる分を取り分けてあとはすぐに冷凍してしまうのもお代わりという選択肢がなくなってそれも続いている。
揚げ物という更なる誘惑
残念なことにワタシは揚げ物も好きだ。天ぷら、春巻き、唐揚げ、コロッケ、さつま揚げとこの辺は自分ですべて一から作る。天ぷら粉とか唐揚げ粉なんて買わない。うちにあるのは小麦粉と片栗粉。さつま揚げはタラをフードプロセッサーで潰すところから。そんな手間すら楽しい。まぁこっちのスーパーではそんなもの売ってないというのが理由ではあるけど。
この揚げ物に対する対策っていうのはあまりなくて、せいぜい全体の品数を増やすことで揚げ物自体を食べ過ぎないようにすること、刷毛で油を塗ってオーブンで焼くのもやるけれどこれはガッツリ食べたいときには向かない。
やっぱり食べてもいい量しかテーブルに置かないで、残りは冷凍するのが基本。そこから出して温めなおしてまで食べようというのはさすがにハードルが高くなってよし。
コーヒーと紅茶
では飲み物はどうだろう。コーヒーか紅茶かというと紅茶。でも朝はカフェオレが飲みたい派。
こちらではオート麦でできたミルクや豆乳はすっかり定番でコーヒーを頼むとどのミルクにするか聞かれる。牛乳でもスキム、セミスキム、ホールミルクの3種類。ヴィーガンミルクであるオートミルクや豆乳はワタシはどうしても苦手。それらの味が強すぎてコーヒーも紅茶も楽しめない。カロリーはそっちの方が低いんだけどここはどうしてもコンサバで。
日本のパック牛乳に近いのがセミスキムだと思う。スキムは見るからに薄く、ホールミルクは1週間もするとヨーグルト化し始める。カロリーてきにはスキムミルクなんだけど、どうも味もしないし色もうすいで個人的にはセミスキム派だ。せっかくなので調べてみたらスキムが乳脂肪0.3%以下、セミスキムで1.5-2.0%、ホールミルクで3.5%以上だそうな。ついでに日本の牛乳も調べてみる。日本の牛乳は3.0%以上、低脂肪で0.5-1.5%だって。国によって基準も作り方も違うのね。
苦肉の策はカレフェラテは1日1杯まで。その後は紅茶。カロリー的には20倍も違うのね。緑茶も飲むけどたまに。この辺はまだまだカイゼンの余地あり。オーガニックものは気が向いたらって感じ。
ダイエットの敵、アルコール
そしてさらに残念なことにワタシはアルコールも嗜む。なにしろ住んでいる国がビール天国であるイギリス。最後の敵、それはアルコールだ。ワタシのアルコール摂取に対する戦いは歴史が深い。長くなるので次回で。
つづく