3手詰めの解き方 2019-4-3
ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか。やることなくだらだら過ごしそうなtoitoです。
詰将棋の解き方、9問目です。
9問目
この問題は「玉の逃げ道をふさいでいるかを見る」の原則では情報を得られません。これまで使ってきた原則のうち、「攻撃側は敵玉を端に追うべき」や「最終形は「王手する駒+支えの駒」が協力する」をうまく適用できるなら、すぐに解けます。
竜と角が協力して詰ますとわかり、下段に落とすため、残る銀を▲2一銀と捨てる手順を構成。▲2一銀△同玉に▲2三竜、▲2一銀△同竜▲1一角成までの詰みをそれぞれ確認して終わりになります。
上記の思考は多分に感覚判断を含んでいますが、それでは3手詰めに苦労している方には再現が難しいかもしれません。でも、私はこれができてしまうので、できない方がどう解くべきかと自問しても見つからず、上記を理解できるようになるほうが良いと思いました。これで問題は終了です。
でも寂しいので、実践的な(当たり前の)テクニックの注意点を。
実践的テクニック わからなかったら動かせ‼
とりあえず動かす。これはどんな詰将棋にも使える最強テクニックです!
このテクニックを使うにあたって、大事なことを意識していないかもしれません。大事なこととは、詰将棋を直接、解くために動かすのではないということです。
いくつか読んで見たら、ここで書いているような詰将棋の解き方、原則をどのように適用するかを自分に問いかけてください。あるいは、詰み形を覚えて、ほかの手順に応用するという考えもあるでしょう。ようは「ほかの詰みに生きる知見」を増やしていくことが大事です。
「うーん、これは違う。これも違う」とひたすら動かして詰ますだけで、そこからなんの振り返りもしないのであれば、先に解答を見て覚えるほうがよほどいいでしょう。
実際、toitoから見て、解答見てOKでドンドンやったほうがいいだろうひとは多いです。理屈っぽくない人間なら、どんどん解答を見て、忘れたころに反復が鉄板です。
まとめ
詰将棋については、ひと目で解けすぎてしまって、あまり話すことはなりませんでした。詰将棋慣れをすると、わかるようになると思います。
本題から離れて、実践的テクニック「わからなかったら動かしてみる」について多く書きました。
本問の流れ
銀は捨てると予想
→初手▲2一銀の手順を予想
→2手目△同玉と△同竜でそれぞれ詰むかを確認
雑記
思っていたのとは全然違う仕上がりになりました。解き方について細かく書いたほうがよかったのかな。
・問題は「詰棋ドリンク」(週刊将棋編)から使わせていただきました。