3手詰めの解き方 2019-7-1
ペース上げようと思ったら、すぐに気持ちが切れるというね。
こんにちは。toitoです。また1問ずつやっていくことにします。
15問目
適用する原則など
原則 玉の逃げ道をふさいでいるかを見る
原則 役立っていない駒を使う
何に注目するか
4一馬が使えていません。馬を使い方は2通り、または3通り考えられます。
①▲3一馬と王手する
②3二竜を動かす
③両王手(②に含むだろという人もいるかも)
持ち駒に金があります。
手順の構成
両王手は詰将棋によく出てくる技なので、これから考えてみます。
まず両王手をかける理想的な手順を探しましょう。
①どうにかして、1四に玉を呼び込みます。
②▲1二竜と王手します。4一馬と1二竜の2人で1四玉に利いています。
これが両王手です。2枚の駒が別々に王手しているため、どちらかの駒の利きを防がれても、もう一方の駒で相手の玉を取ることができます。つまり、△1四玉に▲1二竜とすれば詰みなのです。
また、ここまでの情報から、馬を使う+金を打つで構成されているとわかっています。総合すると、初手に金を使って、1四に後手玉を呼び込めれば詰みということです。
具体的には答えは▲1四金△同玉▲1二竜まででしょう。
2手目の検証
▲1四金に対して△同銀の変化があります。以下▲3一馬までの詰みがあります。これですべての応手を考えました。
補足
両王手について、相手玉に逃げ道があると詰まないことがあるので注意が必要です(この詰将棋でいえば、例えば2五に逃げられれば詰みません)。
・問題は「詰棋ドリンク」(週刊将棋編)から使わせていただきました。