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「株式会社コピーライター」に入社しました。~樋田矢はにわのライター的自己紹介①

はせがわてつじさん(https://note.com/copy)が代表を務める「株式会社コピーライター」という会社があります。

その会社が、「100円で社員にならないか? 報酬は出せないかもしれない。え?100円? それはアンタが払うんだ」という求人募集を出していました。

雑誌系のエディター/ライターをトータル15年ぐらいやっていた僕は、何千文字、何万文字というライティングに辟易として廃業したんですが、逆に「短いテキストでズバリと本質を射抜いて行動変容を促す」コピーライターという職業に深い憧憬を抱いていたんですね。

転職して半年が経ち生活も落ち着いてきたところ。
平日夜とか週末だけとか、コピーを書く活動でもしてみようかな~、でも副業になっちゃうと会社への説明メンドクサイかなぁ~、でも最初からノーギャラ前提ってのもヤル気出ないなぁ~、などと思っていた僕の目に、くだんの募集記事のこんな一文が飛び込んできました。

ちなみに、副業禁止の会社にいる方にも支払う仕組みが考えてあります。

株式会社コピーライターの社員を募集します。

なにそれ気になる!

僕の指は迷うことなく「入社はコチラから!」のURLをクリックしていたのでした。

樋田矢はにわのライター的自己紹介

“支払う仕組み” がどんなだったかは、入社して確認いただくとして(笑)、「コピーライターはコピーで語れ」という会社方針に従って過去の仕事で自己紹介をしてみようかと思います。
(とはいえ「コピーライター」としての実績はゼロなので、主に作った企画や記事で語ります)。

アルバイト情報誌 編集者・ライター時代

19歳で飛び込んだのが、当時「東海版」を創刊したばかりのR社のアルバイト情報誌(以下FA誌)の編集部。創刊2号に自社の編集者募集の広告が載っていて、応募 ⇒ 面接 ⇒ 採用、という流れで潜り込みました。
後に聞いたところ、採用の決め手は「お前の履歴書で作った紙ヒコーキが一番飛んだから」だそうです。いろいろひどい!

ファミコン通信の影響で編集者という職業におかしなイメージを抱いていた僕ですが、そこの編集部での仕事はイメージ以上にめちゃくちゃでした。
皆さんは上半身全部をポスターカラーで緑に塗られて写真を撮られたことがあるでしょうか? 僕はあります。

それはさておき、FA誌に関わった15年余りの間に、印象に残っている企画をいくつか紹介しましょう。

「SAKAE Psychology」

サカエ サイコロジーと読みます。
当時、FA誌は東海地域では後発で、既存のa誌が圧倒的なシェアを誇っておりました。そこでFA誌が採ったのが「ファン獲得 草の根作戦」

巻頭3ページを使って、読者になりそうな若者をとにかく誌面に載せる。載った人は当然FA誌を購入するし、周りにも言うだろうから口コミも広がる。なんなら友だちに買わせる人もいるだろうし、親がどこかの企業の人事担当者の可能性だってゼロじゃない。
それを毎週繰り返すことで、地道にFAファンを増やそうという作戦です。

毎週、「巻頭特集」と銘打って様々な企画を考えました。基本的には「若者の写真とプロフを載せる」「若者文化に触れている」「読んで面白い」がマスト条件。逆にその中でなら何をしてもOKという緩い縛りの3ページ。

この条件でずーーーーーっと様々な企画をやりましたが、その集大成ともいえるのが、僕がキャリア10~11年目ぐらいに始めた連載企画「SAKAE Psychology」でした。

内容は「名古屋・栄の街で捕まえた若者に、共通のお題(恋愛系が多かった)の心理テストをしてもらい、回答と写真を一緒に載せる」というもの。

心理テストの意味や解説もページ内に載ってますので、読者は「ほうほう、この子は過去に恋愛で痛い目に遭っているのか」「このイケメンは遊んでそうに見えて実はマジメなんだな」「もし浮気したらボコボコにされるってこと!?」などと妄想を楽しめちゃう。
おまけに自分でもその心理テストをやってみたり、友達と一緒に楽しんだりもでき、口コミ効果も期待できます。

さらには毎回、監修の心理学の先生に若者の回答を解釈してもらい、コメントで解説。撮影時に「解釈コメントが載るよ」と伝えているので、それを読むために買ってもらえるという効果も。

雑誌の戦略をバッチリ形にできたという意味で、我ながら「いい仕事したなぁ」と思える企画でした。

って、思い入れのある企画の紹介はつい書きすぎちゃいますね。
あまりにも長くなりましたので、本日はこの辺で。
次の記事へ続く…とさせていただきます。


樋田矢はにわも所属する「株式会社コピーライター」について、興味が湧いた方は ↓ の記事をどうぞ。僕と同期になってよ!


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