TTL66 問い立てラボ「新たな問いに出会う旅」ー私のパーパス、私たちのビジョンー 活動レポート
初めて広島市を飛び出して、江田島市でフィールドワークを行ったレポートです。
振り返りムービー(Youtubeショート)
0.フェリーで江田島へ
(山﨑の感想)
どこに行くかも大事だが、どうやっていくかも大事。
道中での雑談はオンラインではできない。
また、船の上だと、電車や車の中で交流するとはまた違った味わいがある。
1.自己紹介ワーク
2.誓いのワーク
海岸沿いにある「入鹿神社」へお参り。
いつも神社のお参りは、”お祈り”のイメージだが、今回は「誓い」を各自立てることからスタート。
(山﨑の感想)
”祈り”と「誓い」では、主語が違うように感じました。
3.ゴミ拾いワーク
ただ、ゴミを拾うだけでも、いろんな意味がある社会貢献、軽い運動、没頭熱中、土に触れる自然、頭の整理など、皆さんそれぞれがひたすらごみを拾った
4.ゴミアート
拾ったゴミや海辺にあるもの、全てを使って「自分の人生」を表現する
(山崎の感想)
自分の人生をどのように表現するかを、あるものから想像を膨らませて、自分が振り返り、意味付け、価値付けをする。そんなことを繰り返していたら、拾ったゴミがゴミに見えなくなった。不思議なもので、ゴミに愛着が湧いてくる。”こういうものだ”と思っていたものが、別の見方ができる瞬間でした。
5.ランチミーティング
TTLでは、このような間の雑談や、食べながら、飲みながらの会話を大切にする。それぞれのつながり、共感、自分への問いが深まるからだ。
6.午後のワーク「ウェルビーイング」
ウェルビーイングとは、「よく生きる在り方」と訳されます。身体的なもの、精神的なもの、人とのつながり的なもの、誰にでもあるけど、それぞれ異なる。
今回はカードにしたもの使用し、自分にとってのウェルビーイングをそれぞれが共有した。
ここで何かを決めるのではなく、それぞれの考え背景思い、そんなものに思いを馳せる、それだけで良いのである。
7.後藤峻さんのストーリーテリング
山崎が印象に残ったこと三選
① 5年後、あなたはどこで何をしていますか?
江田島市能見地区には5つの地区があり、島の祭りの幹事を順番に行う。つまり一度幹事を行うと、次の祭りは5年後になるらしい。祭りでは、子供たちが太鼓の練習を毎日夕方から夜までひたすら練習するガチの祭りらしい。
峻さんが住んでいる地域の小学校は、1つの学年が15人前後、しかし5年後の新入生はこのままだと1人になるという。江田島市では、毎年500人の人口が減って、街の飲食店が閉店したり、縮小営業したりとこれまでにあったものが維持できなくなっていると言う。
②「この島が良くなってほしい」と言う願いは共通だが…
「人口減少食い止めよう」と言う意見もあれば、逆に「人口が減っても減ったなりに豊かな暮らしをしよう」と言う意見もある。
また、「子供たちは地域の宝だ」と言う意見に対して「どうせ少なくなる子供に投資するよりも、他のものに投資した方がいい」と言う意見もある。
このように地域の課題は難しいし、終わりはない。そこで言語ではなくビジュアルで表現した。
③「なければならない病」に縛られる必要はない
終わりのない課題に対して、いつまで挑戦をすればいいのか、そんな自問自答する峻さんはこのように答える
「江田島が面白いうちは住み続ける、楽しいから地域の活動をする」
最後に、峻さんがリスペクトする(株)風と土との代表阿部裕志氏の言葉を借りてこのように付け加える
「今死んでも悔いはないか」
「自分でも怖くなる位の挑戦をしたい」
8.山崎のまとめ
① 5年後、自分はどこで何をしているのか
5年前、私がまさか現在ロンドンにいるとは想像もしなかった。一方で、5年後がどうなるかわからないからこそワクワクする。
この問いの答えは、誰もわからない。わからないからこそ、楽しいと思えるのは私だけでしょうか。
②葛藤との戦い
地域の課題も、社会の課題も葛藤だらけである。でもこの葛藤と向き合うことが1つの答えなのではないだろうか。何もしないか、何かをする、の1か0かだけではなく、考えること、悩むことも1つの答えのような気がする。
③思いを共有する価値
今回のようなウェルビーイングカードを使って、それぞれ大切にしているもの共有するだけでも、組織は変わるのではないだろうか。チームを立ち上げた当初はリーダーが思いを伝えて、それに共感した仲間が集まるが、チームが大きくなったり、長年続けていると、そうはうまくいかない。
峻さんはビジュアルに起こすことをした。
ビーチでゴミでアートを作ってもいい。
それぞれの思いを共有する場面が、足りない気がする
最後まで読んでいただきありがとうございました。