理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・学歴はスタートラインで優位に立つもの
マイケル・スペンスは、学歴競争をシグナル理論を用いて説明しています。
企業としては出来るだけ有能な人を雇いたいと思っていますよね。しかし、大きな問題があって企業は雇って実際に働いてもらうまで誰が有能で誰が無能なのか全く分からないんです。
そこでマイケル・スペンスは、学歴を獲得するための競争は仕事の能力を直接的に高めるとは必ずしも言えないが、有能な人が自分が本当に有能だと言うことを企業に知らしめるための手段だと考えました。
高い学歴を得るためには無意味でつまらない勉強(一部の人を除く)を長時間続けなければならないなどの多大なコストがかかりますよね。
しかし、この高学歴になるためのコストが本当に自分は有能なのに企業が無能か有能かを判断出来ないために平均的な給料しかオファー出来ないために生じる損失を上回れば、退屈な受験勉強も十分経済的に意味のあることだと考えたんです。
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