石灰石の防草効果を調べてみる(2020年4月検証開始)
足立石灰工業では採掘した石灰石を業種・用途別に各種加工販売しています。
製鉄、ガラス、農業、食品などその用途は幅広いですが、各種ラインナップの一つに細かく砕いた砂利(砕石)とさらに角を取って丸めた玉砂利があります。
主に住宅・エクステリアの美観向上や、砂利の上を歩くと音がなりますので住宅の裏や脇の細い場所、犬走りの防犯対策。そして遊休地(空地)の雑草対策としてご利用いただいています。
▲色味(白寄りのグレー)が石灰石の特徴。
▲天気の良い日は日光を反射してより白くなります。
▲雨天時は濡れる事で黒よりに。
石灰石のpH「弱アルカリ性」による防草効果
石灰石の成分は弱アルカリ性。苔やブドウなど例外はありますが、多くの植物はアルカリ性の土壌では育ちにくくなります。
砕石をある程度の厚みで敷くことで防草効果は得られるのですが、石灰石の場合、雨水で溶けだす微量の成分が繁殖をさらに抑える事が期待できると言われています。
こうした石灰石の防草効果を謳うメーカー・販売店は多いのですが、実際どの程度効果があるかデータや実証結果を付与した製品はあまり見かけません。そこで(ちょっと先の長い話にはなるのですが)どの程度効果があるのかを試してみる事にしました。
同じ土を入れたプランターを3種用意しました(2020年4月15日)
・土の上に他社砕石(国産・中性)を撒いたもの
・土のみ
・土の上に足立産石灰石砂利を撒いたもの
今後、この3つのプランターの植生がどう変化していくかを観察していきたいと思います。
■ 2021年6月 その後の経過を記事にいたしました。
この記事から約1年弱経っています。雑草の生え具合にも変化が見えてきました。
https://note.com/toiletas/n/n80ee2deb40b7
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