クライヴで鉄拳8が気になるけど「自分なんかがやっていいのか」と思っている人、一旦大丈夫です。できます。一旦。(ゲーム下手マン向け2)
別記事添付から失礼します。といまんです。
上記はスト6の記事ですが、格闘ゲームとして共通する心構えなども書いてますので参考によろしければ。今回の記事でも同様の考え方がありますがそれに関しては改めて書くことはしません。
さて、タイトルの件ですが私自身がまさにこの感情でした。だいぶ後発にはなりますが年末年始を利用してクライヴで始め段位は先週臥龍となったばかりです。一旦ランクマを止め、再度曖昧な基本的なゲームの仕様について振り返りつつ、この記事を書いています。
元々鉄拳勢の方からすれば「自分なんかが」っていうほどビビらなくていいだろって思われるかもしれませんがおそらく大多数の格ゲー勢ではない人はまさに鉄拳に対して「自分なんかでは遊べるゲームではない」という表現が誇張にならないほどビビっています。
臥龍というのは界隈では「赤段」と言われているようですが、やはり既存鉄拳勢から見ても「赤段は低段」という認識らしくそれをわざわざ初心者に向けて配信やSNSで言いまわってる位ですから新規へのハードルの高さは民度も含めスト6の比ではありません。事実陳列罪という奴です。赤段が低段という事実の前に「新規が上達する過程で褒める前に貶してくる奴らが跋扈するタイトル」っていう別のハードルがあります。すみません、愚痴になりました。
臥龍はスト6の感覚で言えばプラチナ1位かと思います。
私自身、鉄拳王(スト6のmasterタッチくらい?)まで我慢してから記事をまたこさえようかと思いましたがそれはそれで鉄拳を舐めていました。来年以降になる可能性大です。そうなっちゃうと今クライヴで気になった人が「鉄拳やっぱいいや」と既になっていて時既に遅しかと思いますので今しかないと思いました。
私の場合はクライヴで練習を始めて臥龍に行くまで、ランクマは150戦位です。それほど詰まってないほうだとは思います。ただやはり導入がしんどくトレモやコンボ練習を35~40時間くらいやりました。ランクマ行く前にです。つまり
もう約50時間使っています。RPGなら1本クリアしています。逆に言えばクライヴだけが気になって新規プレイヤーが鉄拳を遊んで「赤段でゴール」としても元が取れる計算にもなります。「こんなペースで大丈夫か?」と自分でも思っています。それに対する回答も踏まえてゲーム下手マン向け記事第二弾として「臥龍に行くまでのポイント」を書いて行ければと思います。
1:ランクマッチ、初段~剛拳まで(スト6でいうゴールド1程度まで)は意外と皆わけわからないままワイワイランクマしてる
この意識大事です。わけわからないままワンツージャブ連打しててもラウンド取れたりします。トレモもいらないレベルです。立ち回りなんて考えなくていいです。コンボ不要です。一旦初めて大丈夫です。ただ真っ先にランクマだけやっても先が無いのはわかります。なのでやはりある程度練習をしてほしいです。技術的な事は抜きにしていくつかやるべきことこの後の見出しで書いておきます。でもゲーム下手な我々がビビっているほど「みんながみんな初段からガチでやってる」という認識は誤りであることに気づかされました。
でもそう思われてると思うよ鉄拳勢さん。もう新規要らない?もうちょっと優しい世界に見せれない?買ってランクマ行くまでのハードル高すぎて、たぶん簿記とか危険物の問題集買いに行く方がハードル低いよ。。。ゲームでしょこれ。資格や免許の勉強より入りづらいとかおかしいって気づいてほしい。
2:スペシャルスタイルは「見なかったことにしろ」コントローラー設定からも削除!
スペシャルスタイルはスト6でいう「モダン操作」とは全く違います。
どちらかというとダイナミック操作です。鉄拳のプロデューサー?ディレクター?の方はライトゲーマーの事を見下しすぎてしまったかと思います。
スト6のモダンは「コマンド入力が苦手な人を格闘ゲームに呼ぶ手段(プロ同士の戦いでも使える)」ですが鉄拳のスペシャルスタイルを考えた人は「ゲーム下手な人に鉄拳を触らせるだけの手段」としてしまってます。初心者を全員「現状やりこむつもりのない”ヘタクソ”」というスタートで見ているようです。よくないです。車の運転が苦手な人に「じゃあ駐車場で前進とバックだけすれば運転してる感覚味わえるのでは?」って真面目に提案してきてるのがスペシャルスタイルです。そうじゃねえだろと。だったら鉄拳自体やんないよ、2月の不知火舞待つよ。モンハンするよ。MMOするよ。
もちろんランクマッチでもすぐに使い物にならなくなり「対戦中にボタン一つでスタイルを変更できてしまう」せいで急にスペシャルスタイル表示に切り替わって焦りました。時間の無駄で、かつ上達の妨げになります。絶対にスペシャルスタイル操作をコントローラー設定から削除しましょう。
ゲームが下手糞でも「ゲームが上手くなりたい」とは誰でも思うのではないですか?スペシャルスタイルはそこを否定しています。
3:クライヴ「だけ」で練習する場合、鉄拳自体の上達としては効率が悪くなることをあらかじめ理解しておく
これはいい点も悪い点もありますが「一旦クライヴで遊びたい」というだけで、かつ赤段到達くらいまでを目安にする場合はなんのデメリットにもなりません。それ以上を新規プレイヤーとして目指す場合に今後弊害が出るだろうなという私自身の今後も含めた問題点となります。
鉄拳が初めての格ゲーでクライヴで鉄拳王まで行きたいくらいに考えてしまってる人はかなりいばらの道かと思います。覚悟して臨んで下さい。
理由としては
「密着されるととにかく辛い」→鉄拳自体読み合いが高速なのでそうですがクライヴは特にです。これは上級者でもそうなってましたのでそういうキャラっぽいです。
「中、遠距離は初心者目から見ても最強格」→これも間違いないと思います。弱点の代わりに与えられた恩恵ですが動画で見てた鉄拳っぽくはないと感じながら遊んでいます。クライヴが強さ抜きにしてすぐに嫌われている原因かと思われます。でも最強キャラではないです。少なくとも早速アプデでナーフされ最強ではなくなりました。これは間違いないです。
という部分が鉄拳の基礎力を向上させるために本来通る道と少し違うからです。
スト6でいうと「いきなりダルシムプレイでずっとダルシムしか触らない、でもそのダルシムは風水エンジン搭載してる」みたいな感じです。結構そんな感じのキャラです。
4:全キャラのトレーニングのコンボチャレンジを「すべて完走」しろ
これが過去に書いたスト6の記事とは少し異なり、具体的な練習方法のひとつになります。「クライヴ」ではなく「全キャラ」です。ここがポイント。
鉄拳8のコンボ課題モードは、スト6ほどオタク感もなくカジュアルなコンボ課題になっています。初心者が「鉄拳におけるコマテクを磨く」という点で大変練習になります。30キャラ以上いますがキャラを使いこなせなくても課題のコマンドをタイミングよく押せれば出来る難易度ですので必ずやりましょう。
スト6では目の前でコパンを適当に空ぶってもほぼリスクなんてないです。隙が無さ過ぎるからです。でも鉄拳はそうでないことが多く「意思、意図をもって技をうつ、適当な空振りなんてしてはいけない」という前提があります。鉄拳のローリスク技や最速発生技ですら、スト6の強攻撃よりも遅いフレームで出ます。つまり「見えてしまう」ことになり空ぶっただけでコンボを食らう、相手が空ぶっただけでコンボが確定する瞬間がたくさんあります。
「意思を持って技を出すためのボタンを押す練習」のためにコンボチャレンジを活用しましょう。全キャラと言っているのはそのためのいろんなボタンを意思を持って押す課題のパターンが稼げるのでおススメという事です。
その過程で運命のキャラと出会う可能性もあります。出会わなくてもメインがクライヴと決めてるなら問題ない筈です。でもやはりスト6記事の時と同様「何から始めていいかわからない」という際に大変有用です。格ゲーにおける「答えが決まっていてゴールがあって絶対糧になる練習課題」がどれほどありがたいかは後で身に染みてわかるはずです。これは仕事でもそうですね。
5:韓国人とのランクマはマッチング拒否、無線もマッチング拒否!
こちらは「訳も分からない初心者のうちにくだらない理由で鉄拳を諦めない為」という後ろ向きなものになります。気分害された方は申し訳ないですが大事な事です。
まず韓国人!レベルが高すぎます。強い人にもまれての成長を望むのはもっと後でイイです。スト6でいうとブロンズ、シルバー帯が、詐欺飛びセットプレイしてきて、インパクトを仕込みSA1で切り返してきて、全ゲージ消費の最大コンボをリーサル判断して使ってきます。実力差がはっきりした際の残りのラウンドの煽り行動もひどいです。まずは健全なマインドで長く鉄拳を遊ぶ準備をしたいので、韓国プレイヤーとのマッチングは避けるべきです。体感見かけの段位より3,4つ上のスキルでボコってきます。
無線の方も申し訳ないですが拒否対象です。ラグによる影響がスト6の比ではないです。先行入力時間も長く、コマンド入力も少なく一つの技が簡単に出てしまう(ラグで技が出ない、ではなく別の技に化けてしまいやすい)
という点で目の前で意図しない技を空ぶった挙句に同期されるまでぼったち、というような感じになるので、ただただ不利です。コンボも長いので
「出ない」で途切れたらまだいいですが先行入力+ラグの組み合わせなどで派生技が化けて確定反撃になる、みたいな事は最悪です。クライヴはコンボ中にエリアル移行するので途中のラグは特にヤバいです。
負けた時の言い訳にするくらいなら、おとなしくマッチング拒否すべきです。事前にハングル文字や無線表示で分かります。
6:クライヴを必ずお着換えさせろ!海外ボイスには目をつぶれ!
僕らの知っているクライヴのあのイケボは聞けません。鉄拳は「CVは出身国に由来する」というルールがあるようですが、クライヴは別に異世界人なだけで英語圏の人間ではないので今回の実装の仕方は意味不明です。「ナンナンデスゥ」「クーディシディシ」みたいな変な空耳も聞こえてきて残念な気持ちになります。ただ肉体と技の最限度はめっちゃ高いです。声だけ目をつぶってください。お願いします。ノクティスの時は日本語じゃなかったっけ?鉄拳プロデューサーにとって我々FF16ファンの気持ちなどどうでもいいみたいです。
その上で鉄拳ならではの強みをクライヴに付加価値として与えるにはやはりコスプレ、お着換えをさせるしかありません。楽しみましょう。
プレイに何の関係もないと思っていませんか?否です。
逆です。自分自身のプレイスキルが無くても、勝率が負け越していても
コンボをどれだけ失敗しても、それとは無関係にモチベーションを高めてくれるキャラクターカスタマイズというコンテンツを侮ってはいけません。
真面目におススメしています。少し課金すれば横にモーグリを常駐させたりもできて可愛いです。
7:配信してる人のランクが神段や鉄拳王、破壊神レベルの人ばっかりなのでその動画とかを見て「それぐらい行かないとダメなんかな」とか思わない
あの人たちは多分天才か、もしくは長い鉄拳の歴史で「プレイ歴10~20年です」みたいな人が多くいます。鉄拳は過去の経験が活きやすいゲームです。それは良くもあり悪い点でもあります。大きくゲーム性が変わらないという事が新規が入りにくい原因にもなっていますし、変わらないからこそ、一度やりこめば次回作への貯金にもできます。そしてやはり日本では誰もかれもが配信しまくるスト6よりは鉄拳は人気の幅広さの点で少し劣ります(日本では)。その中でわざわざ配信してるような人たちですから鉄拳を愛し、モチベも高く、歴も長いような人たちが日々頑張っています。ただそれだけです。SNSをずっと見ているとみんな楽しかった事やめでたい報告を沢山上げるので、「この世界でこんなに不幸続きなのは自分だけなのか?」と錯覚する現象と似ています。あの人たちが「鉄拳の練度の中間値」では絶対にないです。彼らは既に上手いです。
一旦クライヴで鉄拳を遊び始めることに集中しましょう。
コンボ動画はもちろんの事上級プレイヤーがサブで使ってるクライヴの対戦動画を見てその異次元さに絶望するくらいなら見ないほうがいいレベルです。座学?基礎力?それよりも「明日も鉄拳起動しよう」の気持ちを維持する方を優先してください。
以上です。私自身先に述べた通り「初心者ではなくなったかも」という程度でまだまだ訳も分からず1,2つのコンボや1こしかできないセットプレイでの勝ち筋を頼りにもがいているだけです。なので技術的な事は書けません。5年やれとは言いません、1年とも言いません、FF16で感動した皆さん、モンハンワイルズまででいいんです。鉄拳触ってみませんか?トルガルが飛んでくる技も出せますよ?それ以上無理ならやめてもいいし、格ゲーならもっと日本人向けでプレイヤーも多いスト6という神ゲーがあります。もし来月あなたが鉄拳で挫折していてもあなたのせいではありません。
20年以上もの時間を使って新規の若いプレイヤーを積極的に取り入れようとしてこなかった負債を鉄拳というタイトルは今必死に返済しようと債務に追われている状態なのです。でも「クライヴとトルガル」という歩み寄りに対して寄り添うチャンスが来ています。一旦どうですか?僕も心折れたらやめます。それでいいんです。一緒にどうですか。