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お菓子作り論



【素材最強説】


・例えばマンゴーの甘さ、酸味、水分感の絶妙なバランスを料理で再現することは出来ない。

自然(太陽、土、水)の力で出来たもの・生産者への敬意。

◎くだものや野菜の、素材そのものの美味しさには到底かなわないので、私たち料理する側は、申し訳ない程度に最低限の加工だけさせていただく。

生地もこねくり回すほど美味しくなくなるし、加工や材料の数も最低限の方が美味しい気がする。

◎また、クラフトチョコレートに明確な定義はない。

この考えの上で、
【疑問】チョコレートのテンパリングは味をよくする?
(テンパリング…結晶を安定させ、光沢を出したり、溶けにくくするための作業。)

【検証】テンパリングせず、石臼ですり潰したチョコをそのまま固めたものは、食べてみると口どけが良く、温度を上げ下げしていないので、風味もそのまま閉じ込めれている気がする。

◎私たちは少量生産で新鮮なチョコを提供出来るから、ブルームが出来る前に商品としてお客さんに食べてもらうことは可能。

【結論】→テンパリング不要。
という考えにいたりました。

また研究しながら変えていくかもしれませんが、今はカカオの風味がダイレクトに伝わるチョコレートを楽しんでいただけたらなと思います。

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