社外協創 「あなたのために連れて来ました」が意味すること
社外協創での対話についてです。
「あなたのために、この人を連れて来ました」という紹介を受けたことがあります。これが何を意味するかは、場合によるという話です。
■突然来たが、何も話さなかった若い方
あるベンダさんと、委託についての打合せ。先方が、新しい方を連れて来られました。「御社のために、専門領域の者を連れてきました!」とのこと。20代前半くらいの若い方でした。
最初は、へぇ〜すごい方なんだ、と真に受けていました。ところが、打合せでは一言も話されません。その後も何度か出てこられましたが、本当に専門なのかはもちろん、アウトプットにどう関わっているのかは、最後までわかりませんでした。
■新人ですとは言うな!という教え
ここで思い出したのが、社内の営業さんから聞いた話です。「君は新人を客先に連れて行くとき、何と説明するのか?」と問われました。
答えは、「あなたのために連れてきました」と言え!でした。
私は、「新人を勉強のために同席させて下さい」と素直に言うのかなと思ったのですが、これでは客先のメリットにならないのですね。「ウチは練習台じゃない!」と思われるかもしれません。
また別の営業の方は、引継ぎの為に後任の方としばらく同行されてました。このときは「営業力強化のためです」と説明されてました。
■何を意味しているかは、場合による
冒頭の、ベンダさんの話に戻ります。
必ずしも、営業さんの話には当てはまらないかもしれません。実際は、本当に必要な方をアサインして来られたのもしれません。
ですが、何を意味しているのか?は、キーマンを見極める上でも、探ってみる意味はあると思います。
実際、そういうビジネストークがある、というところに、学びがありました。