【IPランドスケープ】決裁者の「うまく騙してくれ」という話。真意は?
うまく騙すというのは、ある意味納得だという話です。
■決裁者がかけた言葉
研究部門に居た頃の話です。
新しい研究案件を、起案するときでした。起案は、目標と予算とセットでやります。起案前に、決裁者がこう発言されました。「うまく俺を騙してくれ」。
どういうことかな?というのが、当時はよくわかりませんでした。
何年も経ってからですが、投資したくなるストーリーを持って来てという話だと、思い至ります。
■やりたいことに寄せるのではダメ
とはいえ、ウソをついていいという話ではないです(笑)。
やりたいことに対して、それを支持するファクトとロジックを示して欲しい、という話だと思います。
とはいえ、やりたいことに一方的に寄せるのは良くないと思います。つまり、やりたいことを支持する材料だけを見せ、ネガティブ材料を見せないという行為です。
IPLもそうですね。夢中になるほど、こうなりがちだと思います。
このあたりは、選択肢を俯瞰した上で、総合的に判断結果を示す必要があると思います。