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アジカン リクエストファン投票順に曲感想② ~レールロードで繋ぐワールドとのダイアログ~


  1. ワールド ワールド ワールド

うぉー、やってきました。
同名タイトルのアルバムのオープニングを飾る。
この高揚感がたまらん。
『ファンクラブ』が暗いスタートだったからより感じるかもしれない。

ドワンドワンドドワンドドドド!!
からの間髪入れず『アフターダーク』が最高。

  1. 日坂ダウンヒル

鎌倉学園高校駅…ではなく、旧駅名である日坂駅なのか。さすがに実在の高校名を入れるのはマズいのか。

『SLAM DUNK』のあの有名な踏切から見た青さがモチーフ??

静かに明日を~のところからの大サビの展開でのギターがアジカン印ってやつか?

坂道を上まで登り切って 肩で息をしてる
来た道をまざまざ振り返って その先の青さに

いい~。

  1. レールロード

東日本大震災をモチーフにしたアルバム『ランドマーク』の終盤戦。
暗号のような前半と重苦しい中盤を経て希望が持てる曲になってる気がする。まさに、深い森をかき分けて未来へと向かうイメージだ。

サビの畳みかけるコーラスが気持ち良い。

大体は、岩手の三陸鉄道のことを歌ってるとのこと。
好きな歌詞は以下。

マイクを日々のレールに繋いで
言葉を紡いで
今日も窓の外に向かって
空気を揺らして

キーワードは、やはり「繋がり」なのだろう。自分と世界との。人と人との。街と街との…。

私がごちゃごちゃ言うのは野暮なので、ゴッチの日記を貼っておく。
※『ランドマーク』全曲解説 「レールロード」 (2013-05-07)

もう一つ。岩手の三陸鉄道リアス線が復旧した時のニュース映像も。


ワールド ワールド

音が選ぶ配列から
言葉たちが踊り出す
意味ないようで 確かにある

前半の歌詞(ワン公とか風雨)は、本当に意味がないとのこと。

でも、『迷子犬と雨のビート』に繋がってるのでは…?

  1. ダイアローグ

難しいのは
いつだって承知の上

たまたま繋がってしまってて、すごいんだけど。
東日本大震災以降 (正確にはもっと前からだけど)、積極的に社会に対して発言していったゴッチ。
ときに軋轢も生み、2022年のアルバム『プラネットフォークス』の少し前も大きな炎上をしたらしい。

アルバムでは直後に『De Arriba』という「対話とか難しすぎ!」という気持ちになる曲が続く。

ドラム(ドントタタタン)とギターソロが印象的
後ろで鳴ってる「ポワワーン」の浮遊感もいい。

第二回 おわり

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