アイヌネギ
今日は小樽の実家に遊びに行きました。
正月以来。
実家の父と母がジンギスカンを用意してくれました。
今や、全国的に知られている北海道の郷土料理みたいなものですね。
子供の頃は、毎週土曜日はジンギスカンでした。
ラム肉の値段も高くなって、最近はなかなか食べる機会がない。
そして、近所の方からお裾分けでいただいたギョウジャニンニクがたくさん。
これも最近では全くお目にかかることはなかったです。
北海道では、アイヌネギと呼びます。
とんでもなく美味しいのですが、食べた後の匂いが、ニンニクの倍はする。
ジンギスカンとアイヌネギの組み合わせは最強です。
その土地土地で名物と呼ばれるものって、必ずしも現地の人が常日頃食べてたりするわけではないのですが、ジンギスカンは、僕の子供の頃はどこの家庭も週に一度は食べてたんじゃないかな?物価の上昇や、観光客向けに流通したため、日常のものじゃなくなってきた感じがあります。どこの家にもジンギスカン鍋というのがあり、円い輪切りのマトン肉を、冷凍されたまま鍋の上に乗せ、溶かしながら焼くという、料理研究家の方々からしたらとんでもない調理法と思うけど、これが楽しかった。よく近所の肉屋にお使いに行ったことを思い出します。
僕はごく最近まで、焼肉とはジンギスカンのことだと思い込んでいたくらいです。
小樽では、ジンギスカンのお店に行くと、食後に残ったツケダレを熱い出汁で割って飲み干します。僕はそういう習慣はなかったけど、これはアリだなと思います。
蒸し焼き派の家庭もあります。それぞれで細かな習慣やルールがあるようです。
今ではホットプレートで行うことがほとんどだけど、先はどのジンギスカン鍋を使うのが本格派。だけど後始末が大変。細かく掘られた溝の焦げ付きを洗うのは一苦労です。強者は、鍋を裏返し、肉を焼いていた面を直火で焼くなんてことも。
僕の家では、シメはうどんでした。焼きうどんですね。焼きそばというときも。
昔は、今のように、学校は土日休みじゃなく、土曜日は昼まで授業があり、昼食は自宅に帰って食べるものだったけど、決まってインスタントの袋麺、マルちゃん味噌ラーメン。女の60分っていうテレビ番組見ながら食べるという。
なんかアイヌネギから、色々懐かしいことを思い出しました。
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