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どこかへ 2015年7月のシカゴ、フィラデルフィア、サンフランシスコ、サンディエゴ

2015年の7月にシカゴ、フィラデルフィア、サンフランシスコ、サンディエゴに行ってきました。
シカゴでは恒例の食品技術者の展示会、フィラデルフィアでは共同研究先との打ち合わせ、サンフランシスコでは研究派遣している仕事仲間を訪問し、サンディエゴでの共同研究の打ち合わせの後、SFOから帰国しました。
この時はRX-1を連れて行きました。
冒頭の写真は、サンフランシスコの道路には書き込みが多いなあ、と思って撮った一枚です。

当時のノートに以下のような記録がありました。
「11日の朝にO'HareについてBlue lineで移動、朝の10時前ではホテルにcheck-inできず、荷物を預けてシャトルバスで展示会場のマコーミックプレイスへ、レジストレーションだけ済ませた。そこから歩いてシカゴ美術館へ、印象派からモダンへゆっくり眺めて外に出ると雨、傘はスーツケースの中。雨を避けながら駅まで歩いてRed lineでホテルの近くまで、17階の部屋のはずだったけど、まだ準備できてないとのことで12階の部屋に通された。」

成田離陸の直後、航空科学博物館の野外展示が見えました
シカゴ美術館
Jasper JohnのCorpse and Mirror II(部分)、絵の具の缶の底の跡だろうか?
Henri MatisseのBather by a River
シカゴの地下鉄
イースト・オンタリオのPIZZERIA DUE
シカゴピザってこんな感じ

展示会の後、シカゴの事務所で打ち合わせ。手帳にはこんな書き込みがありました。
「展示会は朝早くから始まって朝日を浴びることが少ないせいか、時差があまり取れなかったが、昨夜は5日目にしてようやく朝まで眠れた。昨日の午後3時頃に展示会を抜け出してICA(現代美術センター)で2時間弱楽しんだからかもしれない。その後Red, Blueと乗り継いでRosemontから歩いて次のホテル(ダブルツリー)へ、$190+taxとちょっとお高め。朝にフィットネスセンターで少し汗をかいて、日常に戻った感じがした。」
シカゴO'Hareからフィラデルフィアの空港に移動しました。

シカゴO'Hareを出発

フィラデルフィアでは進行中の共同研究の打ち合わせの他に、新しく研究員を派遣する場合の条件などについて議論しました。技術的なことと金銭的なことが課題。
空いた時間で美術館にも行きました。フィラデルフィアの美術館では右側のウイングの奥、現代美術のエリアを重点的に探索。Joseph BeuysとCy Twomblyはここに来る楽しみの一つです。
Joseph Cornellの作品はここで見たのが最初だったと思います。それ以来気に掛かっていて、2019年にDIC川村記念美術館でまとまった作品を見ることができました。この美術館にはマーク・ロスコの作品もあって、気に入っています。
ロダン美術館にも寄ってみました。白い大理石の彫像は、生で見ると妙に艶かしく感じました。不思議な感じです。
夕食は共同研究先の人たちと市内のレストラン Vernickで、チキンを半身こんがりと焼いたのを食べました。橋を渡ってホテルまで歩くのが気持ちよかったのを覚えています。

フィっラデルフィアの空港から市内へは電車(SEPTA)で
Joseph Beuys, Untitled(Blackboard)、映り込みはBruce NawmanのThe True Artist Helps the World by Revealing Mystic Truths (Window or Wall Sign)
Joseph Cornell
Cy Twombly, Fifty Days in Iliam: The Fire that Consumes All before it(部分)
Cy Twombly, Fifty Days in Iliam: Ilian in Battle(部分)
ロダン美術館、生で見るとインパクト大でした
ロダン美術館の庭
WalnutのVernickでチキンを食べました、美味しかった

早朝にフィラデルフィアを出て、昼前にサンフランシスコの空港(SFO)につきました。6時間近くのフライトですが、時差があって時計では3時間しか経ってません。長い1日になります。
研究派遣中の仕事仲間が迎えにきてくれて、街中や大学を案内してくれました。
de Young美術館にもいってきました。
夕食はPierのあたりのレストランで、シーフードをいただきました。

朝はホテルの近くで見つけたカフェに行きました。Sight Glassという当時サードウェーブ系とか言われていたカフェの一つです。とても気に入り、滞在中は毎朝通い、豆も買い込んできました。そこで手帳に書き込んだメモが残ってました。
「8時少し前にブルーグレーのTシャツの男はコッカスーパニエルと一緒に車から降りてきた。リードをつけた犬を店の前で待たせてカウンターで何か注文した。紙袋に入れた何かと紙コップのコーヒーを受け取ると、店の前のベンチの端に座って、コーヒーを啜り始めた。白いポルシェは店の前で待っている。
僕はクロワッサンとデニッシュをプレートに乗せ、エチオピアを注文した。合わせて $8.16。
男は車のドアを開け、犬を先に乗り込ませ、自分も乗り込み、窓を開けて排気音を残して出ていった。」その場の様子を書き留めたんだと思いますが、何を思っていたのか?今ひとつ思い出せません。カフェの雰囲気が良かったので、それを書きたかったんでしょうか?

早朝のフィラデルフィア空港
SFO到着間近
サンフランシスコの山の方(ツインピークス)からの眺め
ケーブルカーの中はこんな感じでした
ホテルから電車で30分くらい、de Young美術館
James TurrellのSkyspace、金沢では四角い空が見えます
ピアあたりのレストランでシーフード
MONTGOMERY、路面電車の駅です
Sight Glass店内から外を見やると
Sight Glassの焙煎機

UCSFのあたりから車で1時間弱だったと思います。スタンフォード大学を見学に行きました。広くてキレイで、たくさんの人がいました。入学準備の人でしょうか?親子連れも多かったように思います。
連れていってくれた仕事仲間に頼んで、Palo Altoにも寄ってもらいました。Apple好きの僕にとって、聖地のように感じるところです。Xeroxを訪問したSteveがGUIを見出したところだと信じているので、看板すら特別なものに見えました。

あのスタンフォード大学
スタンフォード大、この季節は入学準備の人もたくさんいたようです
Palo Altoの道端にPARCのサインが

SFOから南に下がって、サンディエゴに移動しました。
海岸線に沿って飛んでくれるので、なかなか良い景色です。ベンチュラは確認できませんでしたが、La Jollaのあたりは見えました。

SFOを飛び立ってすぐに見えるサンフランシスコ湾
上空から見たLa Jolla、右下がトーレイパインゴルフコース、左下がBroken Hillの辺り
サンディエゴの空港、到着間近

サンディエゴの北、La Jollaのあたりは想定外の雨でした。
ほとんど一年中快晴で乾いているところですが、時々雨が降ります。砂混じりの雨が降ったこともありました。この時は穏やかな雨でしたが、散歩コースのBroken Hillあたりでは水たまりもできていました。そこからビーチに降りていくと、いつもの静かなビーチが、さらに静かで少しモヤもかかっていて、とても良い雰囲気です。ほとんど人影もありませんでしたが、遠くを歩く一人だけ、見えました。

The Lodgeの中庭のトーレイパインにも水滴が
Broken Hillで初めて見た水たまり(いつもは砂漠のようなところなので)
Broken Hillの木々も珍しく濡れてました
Broken Hillの先のビーチ、ほとんど人はいませんでした

サンディエゴの空港からSFOで乗り換え、帰国しました。

こぢんまりしたサンディエゴ空港は海がすぐそこです
夕暮れのSFOから帰国です


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