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どこかへ 2013年2月のベンガルール、マイソール、モスクワ、NYC、フィラデルフィア、シカゴ

2013年2月にインドのベンガルールとマイソール、モスクワ、NYC、フィラデルフィア、シカゴに行ってきました。
この時は、新調したSONY RX-1を連れて行きました。それまで出張に同行していたNEX-5から画素数が増えましたが、レンズ交換はなくなり35mmのみ、しかしマクロ機能がついています。
冒頭の写真は長旅に同行してくれたコードバンのオールデンです。この1年ほど前にNYCパークアベニューの店に注文して手に入れました。少し重いですが、足をしっかりホールドしてくれます。

シンガポールで乗り換えて、ベンガルールに行きました。
機内食のメニューは英語なんですが、インドの料理名をそのまま書いて(名前はインド流でそれを英語で表記して)あるらしく、よくわかりません。その下に解説が書いてあってなんとか理解します。

シンガポール航空の機内食メニュー

ベンガルールのホテルは、Hotel Royal Orchid、とても立派なホテルでした。部屋はとても広くて、数名で座れそうなソファーもありました。
チェンナイから移動してくる現地の人と合流してマイソールに向かう予定だったので、その待ち時間を利用して植物園や市内の有名なカフェなどを巡りました。

インドのテレビは有線だったと思います。とてもたくさんのチャンネルがあり、TVショッピングだけでもたくさんありました。驚くほどいろんなものが売られていました。商品はインド以外でも売られているようです。マレーシアやインドネシア、オーストラリアなど10カ国ほど、各々の国の通貨で価格が表示されていました。とてもインターナショナルな通販です。これも英語の恩恵かもしれません。インドの一般家庭で使うような台所用品や健康器具、民間薬の類などなど、いろんなものが売られてました。
インドから海外に出かけて生活している人が多いんでしょうね。

Hotel Royal Orchid, Bengaluru
Royal Orchard室内
LALBAGH 植物園
いろんな花が咲いていて、のんびりできるところでした

Koshy'sは事前情報でサンドイッチが美味しいと言われたところです。インドでサンドイッチ?と思いましたが、元々英国とは縁の深いインドですから、サンドイッチと紅茶というのは定番なのかもしれません。紅茶はミルクティ、二つの金属器を使って混ぜたり冷ましたりして飲んだと記憶しています。
店の中に「身の回りのものに気を付けて」と書かれた張り紙があり、思わずバッグを膝の上に置きました。用心に越したことはなさそうです。
サンドイッチは流石に美味しいと思いました。具材とパンの組み合わせが斬新です。

Koshy's 店内
サンドイッチが美味しいと言われたKoshy's

南インド料理で有名なMTRにも行ってきました。植物園からも近いLALBAGH Roadの店です。小さな店で狭い入り口でしたが、メニューは充実してました。美味しかったと記憶しています。

MTRは美味しいと評判のチェーン店
MTRでランチ

ホテルでチェンナイからきた現地の人と合流し、マイソールに向かいました。
マイソールのホテルはRoyal Orchid Metropole、前回泊まったRegaalis の隣ですが、こっちの方がもっと立派です。
風通しの良いロビーの先には中庭があり、客室からも庭が望めました。
翌朝、6時頃から散歩しました。公園でタマリンドの実を拾ったり、店の前にチョークで描かれたばかりのコーラム(魔除けのようなもの)を眺めたり、小さなカウンターだけのカフェでコーヒーを飲んだりしました。
この時、インドでも糖尿病が増えていることを聞きました。穀類と油が好きな食習慣ですから、危険です。同行した現地の事務所長もとても注意している、と言ってました。お腹の辺りが気になります。

CFTRIというインドの食品関係の研究所で共同研究の打ち合わせでした。進捗報告があり、その後の計画について議論しました。

MysoreのRoyal Orchid
Metropoleのロビー
Metropoleの室内
Metropoleのバスタブは猫足
店の前のコーラム(Kolam)
インドの食品の研究機関、CFTRI

マイソールでの打ち合わせを済ませ、ベンガルールの空港に戻りました。フライトまで時間があるので、空港に近いRoyal Orchid系のホテルに入り、食事しながら時間を潰しました。インドの空港では多くが夜のフライトです。日中は暑過ぎてやりきれないので、過ごしやすい夜の時間帯に移動するのかもしれません。

フランクフルト経由でモスクワまで行きました。
この時期のベンガルールの昼の気温は30度以上、モスクワの最低はマイナス20度程ですから、50度以上の気温差を体感することになります。

普段は機内食を美味しいと思って食べることはないのですが、この時のルフトハンザ LH755で食べた朝食は今でも覚えています。オレンジジュースとコーヒー、フルーツとグラノーラ、ハチミツ付きワッフルでした。普通なんですが、これを食べた時に、生き返った気持ちがしました。ハチミツの甘さが特に。
インド料理は好きなんですが、数日そればかりの生活を送った後、あるいはインド流の生活を送った後では、普通の朝食がとてもありがたいものに思えました。グローバルな感覚が大事だ、と言っている僕にとっては少々残念な体験でした。まだまだ修行が足りないようです。

フランクフルト行き、LH755
フランクフルトで乗り換えてモスクワへ、着陸間近

フランクフルトで乗り換えてモスクワへ、空港からホテルに移動しました。日が暮れるのは早く、道路はすでに暗くなり始めていて、車のテールランプが伸びています。
ホテルはカテリーナホテル、比較的新しいホテルです。
地下にサウナがあって、リフレッシュできます。
会食はロシア料理のコルチマ・タラス・ブリバで。
豊富で多様な野菜がほとんどが生であるいはピクルスで提供され、肉はハムのようなもので、あるいはフライで提供されました。素材の味を楽しめる料理で、僕はとても好きです。

冬のモスクワの日暮は早い、市内へ向かう道路にて
コルチマ・タラス・ブリバで会食
野菜も豊富、肉も美味しい

モスクワでの打ち合わせを済ませ、次はNYCです。
チューリッヒ経由で向かいます。
チューリッヒの空港の一番奥まったところにアメリカ行きの搭乗口があり、そこでパスポートチェックがありました。その辺りにいる人たちは他のエリアよりだいぶ大柄な(太っている)ことが多いように思いました。ヨーロッパとアメリカではだいぶ体重の平均値が違うんじゃないかと思います。
スイスエアは好きな航空会社です。ブランケットについている赤いタグがなんともカワイイと思います。

モスクワの空港、チューリッヒへ
チューリッヒでLX1325からLX014に乗り換え
スイスエアのブランケットについているタグがカワイイ

チューリッヒ発JFK行きのLX014は到着地の天候についての心配を伝えながらも、無事にJFKに着陸しました。到着して入国審査のゲートに進んだんですが、いつもと様子がだいぶ違いました。ゲートの周辺にほとんど誰もいません。ゲートは幾つか空いていましたが、並んでいる人はなく、どこに進んでいいのかわかりませんでした。どうも呼ばれているようなので進んでいくと、普通に入国審査が進みます。あまりに空いていることを不審に思い尋ねてみると、今日はほとんどの便が欠航で、到着したのはこの便だけだよ、と言われました。NYは大変な雪で、飛行機が揺れたのは多分そのせいでしょう。スイスエアのパイロットは優秀なんだと、今でも信じています。

JFKから、Air TrainとLIRRでPENN stationへ

PENN stationについてみると、道路には雪が積もっていて、タクシー待ちの長い列ができていました。いつもなら歩いて行くんですが、雪の積もった道でトロリーバッグを引っ張って歩くのは気が進みません。少し待っていると、自転車タクシーがやってきました。行き先を告げると、そのくらいの距離ならいけるかな?という感じで乗せてくれました。車道の雪はだいぶ除雪され始めていて、自転車はスリップしながらも走れます。席の周りが透明のビニールで囲われてはいましたが、特に暖かいわけではありません。横風で顔に雪があたります。普通なら歩いて10分くらいの距離で$20くらいだったと思います。チップに$5ほど渡しましたが、雪の中走ったんだからもう少し??という風情。そこは丁寧に断りました。

PENN stationはタクシー待ちの長い列、自転車タクシーをつかまえた
Ace Hotelのドアは閉めてあった(雪だから?)

NYのホテルはNY Ace Hotel、2度目の宿泊です。
夕食は当時ホテルの1階にあったレストランBreslinでビールとハンバーガー、こんな日でもとても混んでいました。

翌朝、近くを散歩しました。
徒歩数分のMadison Square Parkでは通路はほぼ除雪されていて、木々に積もった雪が時折吹雪のように舞います。とても綺麗な景色です。
NYは除雪がとても素早いです。主な車道は除雪されていて、歩道もほとんどが除雪されています。停められた自転車とその下だけに雪が残っていて、歩道に雪はありません。夜中も除雪していたんでしょう。やはり世界一の街はすごいなあ、と思います。

早朝のMadison Square Park
NYCの除雪は完璧、朝には歩道の雪は消えていた

地下鉄は動いてました。メトロポリタン美術館に行ってブランチ、その後セントラルパークを散歩しました。
週末だからでしょうか、いつものセントラルパークより人が多いように思いました。小さなソリを持った家族連れがたくさんです。どこから来たんでしょう?近くに住んでいる人だけだとは思えません。雪だるまもたくさん見かけました。25セントのコインが目玉です。

ニューヨークでは道路から蒸気が出ていることがありますが、この日は盛大でした。冷たい空気に放出された蒸気が強い日差しを受けて、小さな雲を作ったように見えました。

メトロポリタン美術館で遅めの朝食
ソリを楽しむ親子がたくさん!
セントラルパークの雪だるま
路上の雲??

夕食はニュージャージーから出てきてくれた同僚とBejamin Steak House(E41, ParkとMadisonの間)に行きました。僕たちのお気に入りです。
ニュージャージーはNYCほどには除雪が行き届いていないので、一日雪かきしていたそうです。

Benjamin Steak House、3回目の訪問

NY Ace Hotelの客室はとてもこじんまりしています。ベッドも大きくはありません。一人ならいいんですが、二人で寝るのはちょっと。この部屋の壁には古い新聞が貼られていました。The New York Timesとか。
当時$250/泊くらいで、NYCとしては並の価格設定だったと思います。でもそこには丁寧で親密な雰囲気があり、その後も何度か利用しました。

NY Ace Hotel、コンパクトな作りです
Stumptown Coffee Roastersの朝

朝食をホテル1階にあるStumptownで済ませ、除雪されて乾きはじめた道をNY PENN stationまで歩き、Amtrakでフィラデルフィアに移動しました。フィラデルフィアのホテルはInn at PENN、Hilton系のホテルです。到着した時のフィラデルフィアは快晴でしたが、翌朝には雨。
打ち合わせを済ませてシカゴに移動しました。

Amtrakでフィラデルフィアに移動
Hotel Inn at PENN、小雨

シカゴの元の事務所はO'Hareからブルーラインで数駅先の便利なところでしたが、手狭になったらしくアイタスカに引っ越してました。空港からは遠くないんですが、車で移動するしかありません。
シカゴの辺りはまだ雪が残ってました。池には薄氷がはってました。やはり内陸は冷え込むようです。

シカゴの新しい事務所での打ち合わせを済ませて帰国です。
羽田到着の1時間ほど前、窓から海に浮かぶ氷の塊が見えました。北海道のあたりでしょうか?流氷の一部だったかもしれません。

シカゴ アイタスカ辺り、池には薄氷
シカゴO'Hare離陸直後
羽田到着の1時間前、北海道あたり??


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