自分の軸で、自分らしく@東北ターンLab.【振り返り:ひかる】
2022年が始まりました!年末年始、皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか。私は仕事納めをして、ゆ~~~っくりと正月番組を見ながらのんびり過ごしておりました。短期間で体重2キロアップ!少しでも減量できるよういまはお酒を控えております(笑)
申し遅れましたが、私の名前は長谷川光と申します!福島県いわき市出身、現在は宮城県仙台市に住んでいます。個別指導塾で教室運営に携わり、まもなく社会人5年目を迎えます!早いものです。。
さて、昨年参加した東北ターンlab.では、様々なプログラムを通してとても実りと刺激のある機会と学びを得ることができました。皆さんに紹介したいと思います!
私は大学当時、教職課程やボランティアのつながりを通して、教育支援に携わっておりました。そこで出逢った大先輩のお誘いがあり、東北ターンlab.に参加しました。
もともと地域の活性化や地域に住むこどもたちの教育などなど、興味をもっていたこともあり、参加者の皆さんともつながりたいと思いました。
東北ターンlab.のプログラムは、デザインやカメラ、ライター講座等、盛りだくさん!今まで触れたことがなかった学びの機会を得ました。
中でも特に印象に残ったのが、現在宮城県石巻市を拠点とし活動しているNPO法人TEDIC(https://www.tedic.jp/)のプログラムです。
「自分のスキをあの人に伝える写真をつくろう」
というテーマで写真家の平井さんをお招きし、写真がいかに思いや考えを伝える上で大切な役割を持つのか、伝える上でのポイント等を学びました。
一番強く心に刻まれたのは「僕はこう思う、君はどう?」という言葉です。
ものごとの見方やとらえ方には1人ひとりの価値観・世界があるもの。誰かが侵入し、決めつけるものではありません。自分はどう見たのか考えたのか、この気持ちを素直に大切することが欠かせないと感じました。そのうえで、「あなたは、君はどう思うのか、感じたのか」を問い、共有体験を重ねていくこと。これがコミュニケーションの基本なのだと感じました。
例えば、誰もが知っているものでも、それぞれの頭に思い浮かぶものは違うことがあります。講座の中で、「りんご」という言葉を聞いたとき、どんな絵や姿が思い浮かんだのかをシェアする時間がありました。私は果実のうえに枝があり、そこに葉っぱがついている絵を書いたのですが、みなさんの絵をみるとそれぞれ。さらに平井さんから様々なりんごの写真を見せられ、ひとつのものだけでもいろんな見方があることを伝えていただきました。
見方は人それぞれで、視点を変えることで面白く見えたり、知らないことが分かったりすることに純粋な興味や探求心、面白さを感じました。
「あ~、視点を変えることで、こんな世界があったのか!」と、視野が広がる経験を、写真を通して得ることができました。
学習指導や進路指導を行っていくうえで、生徒さんや保護者からこんな言葉を聞くことがあります。
「自分は勉強が苦手だから、大学にいかなくていいんです。」
「親に~~~言われているから、そうしようかなって思って・・・」
「うちの子は、〇高校はむりだから、せめてこういうところに・・・」
「だれかに決められている、初めから決まっている、だからそうする」
正直に言うと、自分自身もかつてはそんなことの連続だったな~、と思っています。だからこんなことを言う資格はないのかもしれません。それでも、私はこう伝えたいと思います。
「自分の人生、自分の足で歩んでいこうよ!だれかに決めてもらうのではなく、自分の思いを大切に、どうしていくのか一緒に考えよう!」
「皆一人ひとりが自分らしく、自分の人生を歩んでほしい」
と、私は思うのです。
そのために、
自分が本当は何をしたいのか、本当に自分で決めていいのか、どうやって決めたらいいのか、生徒さん・親御さんと一緒に考え伴走していきたいと思います。
視点を変えること、自分はどう思うのか、そしてあなたはどう思うのか、こんなコミュニケーションをとっていくなかで、私自身が今回のプログラムで何を大切にしているかを改めて考えるきっかけにもなりました。
東北ターンlab.の活動、TEDICの個別プログラムを通して、地域のことを真剣に考え、自分が大切にしている「何か」に向けて精一杯取り組んでいる、素敵な仲間に出逢うことができました。
子どもたち・若者【自分も含む】に、自分の足で人生を歩んでいく大切さ、尊さを伝えたい。自分のことを良いことも悪いことも含め、認めてあげる力を醸成していきたい。
いまの私はこういった思いを大切にしていきたいと思います。
ですが、ひとりでは広げられることにも限界があります。そのため、今回つながることができた仲間はとてもかけがえのない存在だと考えています。情報発信をしながら、支える仲間を増やし、つながっていきたい。個々ではなく、全体として包括しながら子どもたちを支えていきたいと思います。
今回東北ターンlab.に参加することができたことで、一層気持ちが高まり、やりたいことが増えてきたと感じています。
かけがえのない時間を得ることができました。
事務局の皆さん、参加者の皆さん、そして講師の皆さんに改めて御礼したいと思います。
約1年間、本当にありがとうございました!!!
長谷川 光