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【山形の味わい】新たな県産酒育成へ、連携して品質向上図る
山形県のクラフトビール文化普及を目指し、県内7醸造所が今年4月、「県クラフトビール普及協会」を設立した。品質と認知度の向上に努め、県産ビールに親しんでもらう狙いがある。ビールを日本酒やワインに並ぶ県産酒に育てるため、さまざまな活動を計画している。
ビール類の日本市場は縮小傾向だが、クラフトビール市場は右肩上がりで、県内でも醸造所の増加とともに生産量が増えている。7醸造所はそれぞれ個性豊かな商品を造り、クラフトビール人気を追い風に存在感を高めている。協会を組織して切磋琢磨(せっさたくま)することで、普及と品質向上の加速を狙う。
具体的には、醸造技術者が研さんする交流会を開いて技術向上につなげる。全醸造所による独自イベントを開くほか、外部イベントにも積極出店する予定で、県産ビールの魅力を発信する。各醸造所はこれまでもサクランボやラ・フランスなどの県産農産物を使ってきたが、協会として主原料ホップの使用も促す考え。
初代協会長は月山ビールを製造する西川町総合開発の設楽靖課長(49)。「飲食店で『取りあえずビール』ではなく、各醸造所の銘柄名で注文が入るようにしたい」と意気込んでいる。(山形新聞社)
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