東北電力グループの未来を語る「統合報告書」の見どころをご紹介！
統合報告書は、会社の未来を語るもの
2024年9月、東北電力グループは「東北電力グループ統合報告書2024」を公開しました。統合報告書では、売り上げや利益、資産など、企業のこれまでと現状を語る「財務情報」と、経営理念や事業展開、人財育成、社会とのコミュニケーションなど、未来を語るために必要不可欠な「非財務情報」を合わせて説明しているため、「統合」報告書と呼ばれています。
「東北電力グループのことを深く知りたい方」に、ぜひお読みいただきたいレポートなのですが、内容が難しそうと感じる方も多いと思います。
そこで今回は、統合報告書を初めてご覧になる方でも気軽に読んでいただけるよう、作成を担当したグループ戦略部門の志賀さんが、ポイントをご紹介します。
─今年の統合報告書の見どころを教えてください。
今年の統合報告書は全92ページ。全部を読み込むのは正直大変ですね(笑)
編集者直伝「効率的にポイントを押さえられる、統合報告書2024の読み方」をご紹介します。
【まずはこれを読んでほしい！「東北電力グループの価値観」と「トップメッセージ」】
まずは5、6ページの「東北電力グループの価値観」ですね。経営理念やグループスローガン「より、そう、ちから。」をはじめ、創立以来のあゆみを振り返って、私たち東北電力グループが脈々と受け継いできた地域への思い、大切にしている価値観をご紹介しています。
続いて、8ページからはじまる「トップメッセージ」では、樋󠄀口康二郎社長が「地域社会にお届けする価値」や「東北電力グループの成長」をお伝えしています。快適・安全・安心なくらしが実感できる社会の実現に向けた決意に加え、多様な人財がイキイキと働く職場づくりといった経営基盤強化の取り組みについて語っているので、東北電力グループの全体像を端的にご理解いただけると思います。
【続いては「価値創造ストーリー」】
12ページから始まる「価値創造ストーリー」では、将来の東北電力グループのありたい姿を示し、そこに向けての事業展開などをご紹介しています。
電気・エネルギーを中心に据えた5領域・11事業区分での事業展開や、気候変動・人口減少といった社会課題解決への取り組みなど、それぞれポイントを絞って説明しています。
ここまでで、大枠をしっかり捉えていただいたことになります。
【番外編：さらに詳しく！３つのキーワード】
もう少し東北電力グループのことが知りたい！という方には、特にチェックいただきたいキーワードを3つご紹介しますね。
キーワード①：カーボンニュートラル
気候変動問題の解決に向けた世界共通の目標である「2050年カーボンニュートラル」。東北電力グループにとって重要な課題の一つです。
51ページからの「カーボンニュートラル戦略」では、取り組みの全体像をご覧いただけます。達成に向けた3本柱となるのは「再エネと原子力の最大限の活用」「火力の脱炭素化」「電化の推進とエネルギー利用の最適化」。火力発電や再生可能エネルギーといった特定の事業だけではなく、実は、グループ全体で取り組んでいるテーマです。
キーワード②：人財
一般的には「人材」と書きますが、東北電力グループでは「財」という漢字を使っています。企業価値の源泉は「人」であり、長期的な企業の成長は、社員一人ひとりの成長とともにあると考えているからです。東北電力グループにとって「人は財“たから”」なんですね。
55ページからの「人財戦略」では、社員が「イキイキと働く」ために会社がどのようなことに取り組んでいるのかをご紹介しています。
別冊の「サステナビリティデータブック」では、さらに詳しい取り組み内容や、育児休職といった各種制度の利用状況のデータなども掲載しているので、ぜひご覧ください。
キーワード③：DX
「事業変革を支える強力なドライバー」であるDX。2024年4月にCDOが就任し、DX推進部が設置されるなど、推進体制が強化されました。統合報告書では、さまざまな事業分野で進むDX施策や、「DX戦略」（58ページ）などをご紹介しています。
当社におけるDXの取り組みは、こちらの記事で詳しくご紹介しています！
【社員対談】競争と安定の両立、ＤＸで東北電力に変革を（前篇）｜東北電力株式会社 (note.com)
【社員座談会】ＤＸで東北電力にイノベーションを（後篇）｜東北電力株式会社 (note.com)
この3つのキーワードは、統合報告書2024全体に散りばめられています。キーワード検索すると探すのが簡単ですね。気になったキーワードがどのページにどのように書かれているのかチェックしてみてください！
統合報告書を通して見える「東北電力グループらしさ」
─統合報告書の制作を振り返っていかがですか。
2024年度の統合報告書は、東北電力グループが私たちらしく成長していく姿を説得力のある形でお伝えしたいという思いで検討を重ねました。現在の「東北電力グループらしさ」を形作る、これまでのあゆみや地域との関係性、そして強みなどを随所に盛り込んで、東北電力グループの魅力が伝わる一冊になったと考えています。
制作を通して、さまざまな部署の社員とやりとりをしましたが、どの方も自分の仕事の先に「地域とともに成長するぞ！」という共通の思いを持っていることが伝わってきましたね。私自身も改めて東北電力グループの「らしさ」を感じて、とてもいい経験になったなと思います。
また、掲載するデータを集める中で、個人的に驚いたことも多かったです。男性の育休取得率や女性管理職数が毎年着実に増えているなど、私が普段感じている以上に変化してるんだな！と。紙面上では小さい数字かもしれませんが、こういう細かいところにも、東北電力グループの進化が表れているんですね。
このnoteをご覧いただいた皆さんにも、こうしてできあがった統合報告書を読んでいただけたら嬉しいです。
《資料リンク》
・東北電力グループ 統合報告書 2024
・東北電力グループ サステナビリティデータブック 2024
さらに手軽に東北電力グループの取り組みがわかる冊子もあります♪
・SDGsコミュニケーションブック
