中秋の名月~八月十五日さんの謎~
皆さん、こんばんは!
Tohoku Space Community の としかげ です。
すっかり朝・晩は寒くなり、秋の訪れを感じますね。
関西出身の僕としては、夏の短さに驚きです…
さて、今回のnoteのテーマは、中秋の名月です...!
「中秋の名月」って何?
中秋の名月という言葉、この時期になると毎年よく聞きますよね。
僕自身、「秋の頃に見られる綺麗な満月」くらいにしか捉えていませんでした...笑
そんな中、仙台市天文台で開催される土佐名誉台長による「トワイライトサロン」に参加してきました。そこで聞いたお話が、まさに目から鱗だったのでこちらに共有させていただきたいと思います!
仙台市天文台「トワイライトサロン」の様子(仙台市天文台HPより引用)
中秋の名月とは?~中秋?仲秋?~
「中秋」は、「旧暦八月十五日」のことであり、
「中秋の名月」は、「旧暦八月十五日に見える月」のこと、だそうです!
今年は十月一日が旧暦の八月十五日にあたるため、この日に見える月が「中秋の名月」というわけです。
また、漢字の異なる「仲秋」という言葉も見かけたことがあるのではないでしょうか?
こちらの「仲秋」は、
旧暦の秋である、7、8、9月の真ん中の月=8月という意味だそうです。
中秋の名月は満月じゃない!?
中秋の名月っていうくらいだから、当然満月だろ...と思っていたのは僕だけでしょうか?
中秋の名月、なんと正確には満月とは限らないんです...!
この表でわかるように、満月ではない年も多く存在します。
「中秋の名月」の日が旧暦に基づいて決まっているのに対して、新月や満月はそれぞれ、地球と月、太陽の位置関係で決まっていることや
実際には月の運動は一定ではなく、新月から満月までの時間が変化していることから、満月と暦の上での「中秋の名月」に1〜2日のずれが生じることがあるのです。
以前、TSCで撮影した月
「八月十五日さん」の謎
今日の流れから、少しずつタイトルの謎が解けてきたのではないでしょうか?
「旧暦の八月十五日」→「中秋(ちゅうしゅう)」→「中秋(なかあき)」ということで、「八月十五日さん」は、「なかあきさん」と呼ぶそうです!
なんと風流な名前なのでしょうか...
他にも、日付をもとにした名前はいくつかあるようで、
四月一日(わたぬき)さん、五月七日(つゆり)さん、などなど...
自分自身、少し珍しい苗字なのを自慢に思っていたのですが、上には上がいますね…笑
中秋の名月、ぜひご覧あれ
さて、中秋の名月について色々と知っていただけたのではないでしょうか?
自分自身、知っているつもりで知らないことばかりでした!
改めてその意味を知ったうえで見る月は、また格別かもしれませんね!?
また、中秋の名月は、「芋名月」ともよばれるそうです。
この時期に収穫される里芋を供える風習からこの名がついたそうで、現代ではお月見といえばお団子のイメージですが、江戸時代では芋煮を食べる風習もあったそうです。
晴れた地域の方はぜひ、お団子や芋煮とともにお月見をお楽しみください🌕
最後まで読んでいただきありがとうございました!
としかげせいじ
【Tohoku Space Community について】
Tohoku Space Community は、星空をはじめ天文学にロケット、宇宙エレベーター、宇宙建築学まで、幅広く興味を持った学生が、「東北の宇宙をワクワクさせる」を合言葉に活動している団体です!
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参考
仙台市天文台「トワイライトサロン」
仙台市天文台で毎週土曜日17時から開催されるイベント。
飲食自由な雰囲気の中でおこなわれる、土佐名誉台長による宇宙のお話がきけます!
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