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【星座を学ぶ】第三回 ぎょしゃ座

こんばんは✨

Tohoku Space Communityの としかげ です。

前回の投稿から少し間が空きましたが、ご覧いただきありがとうございます!

今回のnoteは、星座を学ぶ 第3回 ぎょしゃ座です!

【ぎょしゃ座】

ぎょしゃ座は、将棋の駒のような五角形 で、夜空の中で6番目に明るいカペラが印象的な星座です。

子ヤギを抱いた老人の姿として、紀元前2000年頃にはすでに描かれていた古い星座でもあるそうです。

「カペラ」は、ラテン語で 「小さな雌やぎ」という意味で、星座絵ではちょうどやぎの位置に輝いています。

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画像引用元:https://www.civillink.net/esozai/seiza.html

ところで、皆さんは「ぎょしゃ」って何かご存じですか?この記事を読んでいただいている方なら、ご存じの方も多いかもしれません。(私は、全く知りませんでした...)

「ぎょしゃ(御者・御者)」とは、馬を取り扱い走らせる人という意味で、ギリシャ神話ではカペラを御者とする台車の姿で表されていたそうです。

【ぎょしゃ座の見つけ方】

ぎょしゃ座を形作る星の中でもっとも見つけやすいのは、カペラです。

カペラは、オリオン座のリゲルやおおいぬ座のシリウスとともに 冬のダイヤモンド を形作る明るい星々の一つです。

この明るい星をたどったり、まずオリオン座を見つけて、その北の方をずっと見上げていくことで見つけやすくなると思います!

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画像引用元:https://kids.yahoo.co.jp/zukan/astro/winter/0016.html

【ぎょしゃ座にまつわる神話】

 ぎょしゃ座にまつわる神話もいくつか存在し、上で述べたように子ヤギを抱いた老人を思い浮かべる方も多くいらっしゃるかと思いますが、今回はギリシャ神話に伝えられているある王様の話を紹介します。

アテネ王・エリクトニウス

エリクトニウスは、鍛冶屋の神ヘーパイナスと美の神アフロディテの子として生まれました。

エリクトニウスは 生まれつき足が不自由 で歩くことができませんでしたが、それでも馬に体を縛り付けて、数々の戦闘に参加して、武勇にも優れていました。

また、エリクトニウスは広い知識や発明の才能も優れ、やがて工夫を凝らした車椅子のようなものを作り上げ、普段の生活ではもちろん、戦場においても自由にそれを操り、多くの戦功をあげて兵士達を驚かせました。

その英知と勇気を称えられ、ぎょしゃ座となって夜空に昇ったと伝えられています。


【最後に】

記事を読んでいただき、本当にありがとうございました

ぎょしゃ座は、その見つけやすさの割にはあまり知っている人が少ない星座なのではないかと思います。(この記事を書いている私自身も、この冬に初めて見つけることができるようになりました笑)

晴れた日の夜には、寒さに気を付けながら星空を眺めていただき、少しでも皆様が心を穏やかに過ごすことができれば嬉しいです。


【Tohoku Space Community について】

Tohoku Space Community は、星空をはじめ天文学にロケット、宇宙エレベーター、宇宙建築学まで、幅広く興味を持った学生が、「東北の宇宙をワクワクさせる」を合言葉に活動している団体です!

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【参考文献・画像引用元】

星座の辞典 沼沢茂美・脇屋奈々代=著 ナツメ社


【星座を学ぶ】を読んでいただき、ありがとうございました!

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Tohoku Space Community 敏蔭星治

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